【4/3】本校教員の論文が『2022 JCS-JAPAN 優秀論文賞』に選ばれました。

令和5年4月3日(月)、公益社団法人日本セラミックス協会(会員数:4302人)が発刊する「Journal of the Ceramic Society of Japan(JCS-JAPAN)」の『2022 JCS-JAPAN 優秀論文賞』3編の1つに、本校生物応用化学科 中山 享 教授の論文「Electrical properties of lithium–lanthanum silicate oxyapatites」が選ばれました。

 

JCS-JAPANはセラミックスの科学と技術に関する論文を掲載する学術誌として創刊以来百年を越え、現在は年間に二百数十報の論文(英語のみ)が発表される国際的な学術誌です。掲載論文の内容充実およびサーキュレーションのよい国際学術誌になることを目的として、1996年からJCS-JAPANに掲載された論文の中から毎年3件程度選考し、優秀論文賞の表彰が行われています。

 

論文で取り上げている物質は、中山教授が1990年代後半に発見したアパタイト型結晶構造をもつアルカリ金属イオン伝導体(アルカリ-希土類-ケイ酸塩)および酸化物イオン伝導体(希土類-ケイ酸塩)の1つで、Li-La-Si-O組成のリチウムイオン伝導セラミックスです。X線回折測定、固体核磁気共鳴測定、分析電子顕微鏡測定、交流インピーダンス法による電気測定の解析結果からリチウムイオン伝導に関する考察を行ったもので、本校のエンジニアリングデザイン教育センター、東北大学、芝浦工業大学との共同研究です。

 

令和4年12月号のJCS-JAPANに掲載されており、オープンアクセス誌のため以下のURLから誰でも論文全内容の閲覧が可能です。また、12月号の表紙にも選ばれました。

http://doi.org/10.2109/jcersj2.22113

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcersj2/130/12/130_C12-1/_pdf/-char/en

 

 

「JCS-JAPAN」Vol.16(No.12)のフロントページと論文1ページ目