【2/7】第28回マグネットコンテストで環境材料工学科1年生が優秀賞を受賞しました。

令和5年2月7日(火)、第28回マグネットコンテストの表彰式が行われ、環境材料工学科1年 木村 遥 さんが提案した『地球を守る!水質浄化マグネット』のアイデアが優秀賞を受賞しました。マグネットコンテストは、高性能永久磁石、レア・アースマグネットの世界的な開発・生産拠点である福井県で平成7年度から実施されており、第28回マグネットコンテストでは総勢1112件の応募があり、優秀賞に選ばれたのは5作品でした。

 

木村さんの提案するマグネットは、光が当たると細菌や有害物質を除去できる「光触媒」の効果を持った高機能磁石を開発し、これを汚れた川や池、金魚鉢や水槽などに入れることで「太陽の光だけで」水質を浄化することができるというアイデアです。また、水質浄化後には磁石の特性を活かして吸着・回収することが可能であり、何度でも利用できて環境にも優しい新しいマグネットの機能と利用方法を提案しました。さらに、木村さんはアイデアだけにとどまらず、実際に夏休みや放課後などを利用して磁性ナノ粒子の合成に挑戦し、既にその光触媒効果を確認することにも成功しています。今後は実用化に向けて、実際の河川で水質浄化の実用試験も進めていく予定です。

 

受賞した木村さんは、「環境材料工学科に入学して、実際に環境に配慮した材料開発に挑戦することができて、とても楽しく充実した1年を過ごすことができました。今後はさらに授業で学ぶ専門的な材料の知識を活用しながら、実際のものづくりに応用できるよう頑張りたいと思います。」と話していました。

 

 

第28回マグネットコンテスト 優秀賞

『地球を守る!水質浄化マグネット』

環境材料工学科 1年 木村 遥 

 

指導教員:環境材料工学科 平澤 英之 准教授

     環境材料工学科 坂本 全教 助教