【10/25】ESD対応出前授業「つくる責任、つかう責任」を実施しました。

令和元年10月25日(金)、新居浜市立北中学校において、新居浜高専ESD対応学生主体型出前授業「つくる責任、つかう責任」を実施しました。今回は、中学3年生の全2クラスを対象として、50分間の通常授業を2クラス分連続して実施し、合計54名の生徒が受講しました。また、本校生物応用化学科3年の学生4名が講師を務め、授業を進行しました。

 

授業は生徒6~7人組のグループワークを基本として、アイスブレイクで話しやすい雰囲気を作ってから実際のフェアトレード商品を触って特徴を話し合い、フェアトレードについて考える機会を設けました。また、コーヒーの価格が生産者、仲介者、販売者で大きく異なることを学び、チャイルドレイバーの問題についても触れました。さらに本校学生が参加している、難民の子どもに服を届けるプロジェクトについて、主旨及び活動を紹介しました。

 

受講した生徒からは、「フェアトレード商品は少し割高だけれどそのかわり生産者が不当な扱いを受けていないという安心もあるので積極的に買うべきなのだと分かりました。SDGsについても深く考えてみたいと思います。」、「難民という言葉はテレビで見聞きしたりするだけで、あまり身近に感じることは無かったけれど、今日、自分たちにもできることがあるということを学べました。」などの感想が寄せられました。

 

また、講師を務めた本校学生は、「教える立場として、もっとSDGsについて学ぶべきだと思った。」、「授業をすることで中学生がSDGsを理解したり、フェアトレード商品を買う意欲を高めることができて良かった。」という感想があり、ESD出前授業を通してSDGsの大切さを改めて知ったり、達成感を得るたいへん貴重な機会となりました。

 

※ESD (Education for Sustainable Development)・・・・・持続可能な開発教育

※チャイルドレイバー・・・・・法定就労年齢以下で非合法に働かされる子供たち

※SDGs (Sustainable Development Goals)・・・・・持続可能な開発目標

 

    

講師役の学生の様子

 

    

グループワークの様子