【8/29~9/1】高専スペースキャンプ2019を開催しました。

令和元年8月29日(木)~9月1日(日)、新居浜市のマリンパーク新居浜において、「高専スペースキャンプ2019」を開催しました。

 

この催しは、文部科学省の宇宙航空科学技術推進委託費・宇宙航空人材育成プログラム(平成29~令和元年度)の支援を受けて開催したものです。徳山高専が主管校となり、本校が会場校として参加したほか、高知、明石、岐阜、香川、米子、福井、鹿児島、大島の計10高専が参加しました。

 

8月29日(木)には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)イプシロンロケット プロジェクトマネージャ 井元 隆行氏による特別講演『イプシロンロケット ~伝統を受け継ぎ、革新を続ける~ 』を開催したほか、人工衛星モデル(CubeSat)製作講座等を行いました。

 

CubeSat製作講座は30日(金)、31日(土)の2日間にわたって、グループごとに一般的な構造や製作方法を学んだ上で、電源管理、通信、姿勢制御などの性能を競うコンテストを行いました。各グループにおいて、限られた電源をいかに管理し、機体の性能を引き出すかについてのアイデアや工夫が求められ、グループによっては両日とも深夜まで作業が続きました。

 

30日(金)の日程の一部では、事前に行われたオンラインの遠隔講義(高専スペースアカデミア)を通じて各高専で製作した人工衛星モデル(缶サット)を、モデルロケットに搭載して打ち上げる実験も行われました。また、31日(土)午後には、気球を用いたCubeSatの屋外実験を行いました。

 

このキャンプには、本事業の共同参画者である本校電気情報工学科の若林 誠講師の引率のもと、同学科5年の内田 十内さん、豊田 廉さんも参加し、他高専の班員と共に製作したそれぞれのCubeSatは「姿勢系優秀賞」及び「電源系優秀賞」を受賞しました。

 

製作途中のCubeSatモデル

製作途中のCubeSatモデル

CubeSatモデルを気球に取り付ける参加者

CubeSatモデルを気球に取り付ける参加者

気球実験の様子

製作したCubeSatと内田さん(左)と若林講師(右)

spacecamp5

表彰式後の集合写真