【3/8】廃棄自転車再生利用―発電装置を小学校に贈呈―

平成31年3月8日(金)、本校環境材料工学科4年生による『エネルギー教育』の出前授業が、ハートネットワーク及び読売新聞にて報道されました。

 

この出前授業では、小学生に発電をテーマとした出前授業を行うとともに、環境材料工学科4年生の実習科目『材料創成デザイン演習』において学生が自ら製作した発電装置を贈呈し、小学生の理科や工学に関する興味を涵養することを目的としています。

 

発電装置は廃棄自転車を再生利用して製作したものであり、環境材料工学科4年生全員で合計10台の発電装置を製作し、この中から選ばれた3台の装置を市内の小中学校に贈呈することになりました。今回の出前授業は、実際に小学校6年生の理科の授業時間内で行い、本校学生によるエネルギーをテーマとした出前授業を実施した後、製作した発電装置をプレゼントして発電を体験してもらいました。

 

授業を体験した小学生からは、「磁石で電気を作ると聞いて驚いた。授業は分かりやすく楽しかった。」という感想が聞かれ、実際に発電を体験した時にはとても大きな歓声があがっていました。また、装置を製作した本校学生は、「これまでに学んだことを活用して、誰かの為にものづくりをすることがとても楽しかった。実際に喜んでくれたのを見たときは、本当に嬉しくて感動した。」と感想を述べていました。

 

なお、今回の実習科目『材料創成デザイン演習』は、環境材料工学科の志賀信哉教授・松英達也教授・平澤英之准教授、技術室の吉良技術専門職員、藤岡技術職員が指導を担当していますが、電子回路に関する内容は電子制御工学科の田中大介助教の指導協力も得て授業を実施しました。このような学科を超えたものづくり実習は全国の高等教育機関でも珍しい取組であり、次年度以降も継続して実施する予定です。

 

中萩小学校での出前授業の様子

中萩小学校での出前授業の様子

高津小学校での出前授業の様子

高津小学校での出前授業の様子

発電装置の体験

発電装置の体験