【2/22】廃棄自転車を利用した小・中学校エネルギー教育プロジェクトを実施しました。

平成31年2月22日(金)、本校環境材料工学科4年生の実習科目『材料創成デザイン演習』において、廃棄自転車を再生利用した小・中学校エネルギー教育プロジェクトの成果報告会を実施しました。

 

本実習は、学生自らが創意工夫してものづくりを行い問題解決に取り組むことで、技術者としての創造力を育むことを目的としています。今年は、『廃棄自転車を再生利用し、エネルギーの仕組みを学ぶことができる理科教材を開発する』というテーマを設定し、エネルギー教育用発電装置の製作に取り組みました。また、今回製作した装置は、実際に小・中学校の理科の授業などで利用してもらうことを想定しており、2月22日(金)の成果報告会には、新居浜市内の高津小学校と中萩小学校の理科の先生をお招きし、製作した発電装置の評価を行っていただきました。

 

成果報告会当日は、10班がそれぞれ製作した異なるタイプの発電装置についてプレゼンテーションをした後、実際に装置の実演を行いました。発電性能やエネルギー教育としての活用方法はもちろんのこと、小・中学生が利用することを想定した安全性や耐久性なども評価のポイントとなり、最終的に2つの班が製作した装置を小学校に贈呈することになりました。小学校の先生からも、「高専のものづくり技術と学生の発想力の柔軟さに驚き、こちらも多くの学びがありました」と高い評価をいただきました。

 

今回選ばれた2台の装置は、後日、実際に小学校の授業時間に持参し、小学生の前でエネルギー教育の出前授業を行うとともに、装置を贈呈することとなっています。

 

なお、本実習は、環境材料工学科の志賀 信哉教授、松英 達也教授、平澤 英之准教授及び技術室の吉良技術専門職員と藤岡技術職員が指導を担当していますが、発電装置の製作では電子制御工学科の田中 大介助教も実際に授業に参加して指導を行い、高等教育機関では珍しい、学科を超えて連携したものづくりを行う総合的な実習となりました。

 

また、この取組は、一部の報道機関に取り上げていただく予定です。

 

プレゼンの様子

プレゼンの様子

発電機能の実演①(おもちゃが動く装置)

発電機能の実演①(おもちゃが動く装置)

発電機能の実演②(走って充電する装置) 

発電機能の実演②(走って充電する装置)

エネルギー教育に利用する装置の選出

エネルギー教育に利用する装置の選出