【9/1~4】高専スペースキャンプin四国2016を開催しました。

9月1日(木)~4日(日)、新居浜市のマリンパーク新居浜及び黒島海浜公園において、「高専スペースキャンプin四国2016」を開催しました。

 

この催しは、平成26年度に採択された「国立高専超小型衛星実現に向けての全国高専連携宇宙人材育成事業」の一環として行われたもので、高知高専が主管校となり、本校(会場校)のほか、徳山、香川、奈良、岐阜、明石、米子、群馬、鹿児島、福井、鶴岡の計12高専が参加しました。

 

1日(木)には、宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究所 津田雄一准教授による講演『小惑星探査機「はやぶさ2」の開発・運用と太陽系探査』があり、2日(金)にはモデルロケット製作講座や缶サット(模擬人工衛星)製作講座等を開催しました。缶サットは一般的な製作方法を学んだ後で、グループごとにミッション(データ取得、画像撮影、姿勢制御等の缶サットに行わせる動作)を考え、それを遂行するための缶サット製作を行い、グループによっては深夜まで作業が続きました。

 

3日(土)には黒島海浜公園に移動し、前日に製作したモデルロケットや缶サットを用いた実験を行いました。モデルロケットは1人ずつ打ち上げと回収を行い、缶サットは係留気球からの投下実験を実施しました。特に缶サットの実験は、グループごとにミッションの達成度を競い合う「高専缶サット大会」として実施し、各グループで様々な工夫を凝らした缶サットが登場しました。更に、特別デモとして各高専の活動の中で製作されたモデルロケット(大型を含む)の打ち上げや、缶サットの動作実験・通信実験等が行われました。

 

このキャンプには、本事業の研究分担者である本校電気情報工学科の 若林 誠 講師の引率のもと、同学科3年生の 河村 佳菜 さん、宮田 紗季 さんも参加し、楽しみながら理解を深めていました。

 

 

2日、ロケット製作講座

缶サット製作講座

3日、ロケット打ち上げ実験

缶サット投下実験

大型モデルロケットの打ち上げ(岐阜高専によるデモ実験)

実験後の集合写真