【8/17~8/22】第12回能代宇宙イベント・CanSat競技に本校チームが出場しました。

8月17日(水)から22日(月)にかけて、能代宇宙広場(秋田県能代市 旧浅内第三鉱さい堆積場)において標記のイベントが開催され、本校電気情報工学科5年の青木 涼さんと 竹林 和哉さんの卒業研究を通じて製作した衛星機能モデル(CanSat)が「CanSat競技・ランバック部門」に出場し、3位入賞を果たしました。このイベントには全国の大学・高専等から約30チームが出場し、本校は唯一の高専チームでした。また、同学科5年の 加地 純平 さん、髙岸 隼大 さんも応援に駆けつけました。

 

「CanSat競技」は、イベント運営側が用意する気球にCanSatを搭載し、高度50m程度に上昇させ、空中でCanSatを放出します。その後、CanSatが自律制御により飛行または走行して、あらかじめ指定した目標ポイントの近くに到着できるかを競います。このうち、目的地まで飛行するものは「フライバック」と呼ばれ、着地後に走行するものは「ランバック」と呼ばれます。また、CanSatが自律制御を行った証拠となる「制御履歴データ」の提出が求められます。

 

本校から出場したCanSatはランバックタイプで、GPS受信機で座標を取得し、目的地を目指します。本校のチームは、地上での準備から投下、目的地到着までの流れを繰り返し実験し、CanSat本体における走破性能の向上だけでなく、パラシュート切り離しの仕組み等を工夫した上で競技に臨みました。

 

各チーム2回ずつ競技を行いましたが、本校のチームは2回目にうまく走行することができ、目的地周辺(距離は3.75m)で自動停止しました。今回の入賞は、過去4回の出場の中でも初の入賞で、参加した学生も大変喜んでいました。また、地元のテレビ局からも取材を受け、本校学生のコメントが地域に放送される等、大変実りの多いイベントとなりました。

 

気球からの放出直後

パラシュートで降下する様子

地上で走行を開始したCanSat

目的地付近で自動停止したCanSat

 

表彰式の様子