【12/2】「鬼北町×新居浜高専フォーラム~バイオ・AIで地域活性化~」を開催しました。

 令和5年12月2日(土)、北宇和郡鬼北町の近永公民館にて「鬼北町×新居浜高専フォーラム~バイオ・AIで地域活性化~」が開催されました。

 

 昨年鬼北町と新居浜高専は、多様化・高度化する地域課題の解決に向けて共同で取り組み、活力ある個性豊かな地域社会の形成・発展に資するため、包括連携協定を締結しました。

 

 この包括連携協定における連携協定事項の一つ「産業及び地域の活性化に関すること」の中で、バイオ・AI技術を用いた地域特産品による商品等開発および地域課題の解決を目標としており、商品開発に向け鬼北町の農作物由来の微生物探索や機能性評価などの研究を行ってきました。

 

 また、これまでは独立行政法人国立高等専門学校機構によるGEAR5.0プロジェクト (未来技術の社会実装教育の高度化)の事業における介護・医工ユニットの活動を契機に鬼北町と連携活動を行ってきましたが、今年度からは機能性評価の研究も展開している防災・減災・防疫ユニットとのGEAR間連携により、鬼北町の農作物を使った発酵液の抗アレルギー作用の評価等も進めています。

 

 今回のフォーラムでは学生を主体とした活動報告として、現在までの研究成果や、バイオ分野、AI分野についての紹介を学生3名(専攻科生:1名、本科生:2名)が発表しました。※                       また、生物応用化学科の田頭歩佳助教による「食品の機能性および地域連携の可能性」というテーマの講演も行いました。

 

 学生は学会などとは異なる今回のフォーラムでの発表を通して、参加いただいた地域住民の方々にバイオ分野、AI分野に親しみを持ってもらえるようなわかりやすいプレゼンテーションを学ぶ貴重な経験にもなりました。         アンケートでは「学生による深い学習に非常に感心しました」、「鬼北町の農作物を使った抗アレルギー商品ができることを期待しています」等コメントをいただきました。今後も学生向けワークショップ等、地域住民や子供を対象とした参加型交流事業の開催を実施していく予定です。

 

※学生による発表について

木下 萌衣 (生物応用化学専攻 2年)「鬼北町の農作物を使った特産品の開発」

 

阪下 綺咲 (生物応用化学科  2年)「微生物と発酵と私たちの生活」

 

鎌田 章宏 (機械工学科 4年)   「データ分析の基礎の“き”」

 

指導教員 生物応用化学准教授 喜多晃久、機械工学科准教授 田中大介、生物応用化学助教 田頭歩佳

参考記事:

2022年鬼北町と包括連携協定締結

https://www.niihama-nct.ac.jp/2022/12/26/entry-topics-29757/