【5/3】親子で学ぶトークイベント「四国de宇宙最前線!どうする、どうなる!?はやぶさ2&KOSEN-1!」に本校教員が参加しました。

令和3年5月3日(月)、あかがねミュージアム(新居浜市総合文化施設)において、親子で学ぶトークイベント「四国de宇宙最前線!どうする、どうなる!?はやぶさ2&KOSEN-1!」が開催され、国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の伊藤 元雄氏が高知からリモートで、本校電気情報工学科 若林 誠 准教授と今井 雅文 助教が会場からそれぞれ講演し、質疑応答を含めた様子がハートネットワーク(CATV)とYouTubeで配信されました(新型コロナウイルス感染拡大防止のため会場は無観客で実施)。

伊藤氏は、令和2年12月に小惑星探査機「はやぶさ2」によって得られた小惑星「リュウグウ」のサンプル解析Phase 2高知チームのリーダーを務めておられ、若林准教授と今井助教は新居浜高専を含む複数高専で連携した宇宙理工学教育の取組や、高専連携衛星1号機「KOSEN-1」の開発に携わっています。

このトークイベントの前半では、小惑星「リュウグウ」のサンプル分析開始を前に、伊藤氏が最新の研究動向を一般向けにわかりやすく解説しました。イベントの後半では若林准教授が、高専間で連携した宇宙理工学教育の取組を紹介し、文部科学省に採択された宇宙航空人材育成プログラムや、本校のクラブ活動である宇宙工学研究会の活動について講演しました。更に今井助教が、現在開発中である高専連携衛星1号機「KOSEN-1」について詳しく解説しました。「KOSEN-1」は令和3年度にJAXAイプシロンロケットで打ち上げられる予定ですが、この開発プロジェクトに参加している本校電気情報工学科5年 畑野 碧唯さんにも、卒業研究の進捗状況や今後の意気込みについて会場で伝えてもらいました。

市民からは当日までに40件程度の質問が寄せられ、質疑応答の時間が許す限り講演者が疑問に答えていました。多くの質問が寄せられたことから、「はやぶさ2」や最先端の宇宙開発・科学技術に対する市民の関心の高さが伺えました。

 

会場の様子 左から、司会者(あかがねミュージアムスタッフ石井氏)・伊藤氏(オンライン)・若林准教授・今井助教

会場の様子
左から、司会者(あかがねミュージアムスタッフ石井氏)・伊藤氏(オンライン)・若林准教授・今井助教

空き缶サイズの人工衛星モデル(缶サット)を紹介する若林准教授

宇宙工学研究会で参加する競技について説明する若林准教授

「KOSEN-1」に搭載される木星電波観測用アンテナを説明する今井助教

「KOSEN-1」に搭載される木星電波観測用アンテナを説明する今井助教

卒業研究の進捗状況や今後の意気込みについて話す畑野さん

卒業研究の進捗状況や今後の意気込みについて話す畑野さん