【11/7,8】“超小型衛星を学ぶ” プレ宇宙コンテスト・ワークショップを開催しました。

令和2年11月7日(土)、8日(日)、新型コロナウイルス感染症への対策のもと、本校の第一会議室において「プレ宇宙コンテスト・ワークショップ」を開催しました。

この催しは、文部科学省の宇宙航空科学技術推進委託費・宇宙人材育成プログラム(令和2~4年度、新居浜高専を代表校とした参画機関6高専)に採択され開催したもので、令和3年度から6高専を中心として開催する予定の「全国高専宇宙コンテスト」のプレイベントです。本校が主催し、高知、明石、香川、米子、岐阜、群馬の計7高専が参加しました(香川、岐阜、米子はオンラインで参加)。

令和3年度に、国立高専が連携して開発・運用を行う初めての超小型人工衛星「KOSEN-1」が、JAXAイプシロンロケットで打ち上げられます。今回の催しは、KOSEN-1衛星の開発を主体的に進める国立高専の学生チームが参加し、KOSEN-1衛星に関する知識や技術を共有するためのワークショップという位置づけでした。

11月7日は参加学生が構体モデルの組み立てとKOSEN-1衛星を模擬したシミュレータを用いたチュートリアルやプログラミングの演習に取り組みました。さらに、本校電気情報工学科 今井 雅文 助教、九州工業大学 北村 健太郎 教授、東京都立航空工業高等専門学校 島田 一雄 名誉教授からそれぞれ講演があり、活発な意見交換がなされました。

11月8日はKOSEN-1衛星の通信系のチュートリアルやプログラミング、地上局のチュートリアルが行われ、より現実的な超小型衛星の運用に必要な知識を学びました。

参加学生は2日間のワークショップを通して得た知識をもとに、KOSEN-1衛星シミュレータと構体モデルを各高専に持ち帰り、令和3年1月に開催予定の「プレ宇宙コンテスト・最終発表会」に独創的なアイデアを持ち寄り、オンラインで競います。

今回のワークショップに、電気情報工学科 若林 誠 准教授と今井 雅文 助教の指導のもと、同学科5年生の秋葉 祐二さん、専攻科電子工学専攻1年生の堀内 優也さん、眞鍋 京佑さんの3名が新居浜高専チームとして参加し、日頃から身に付けた知識や技術をもとに、仲間と協力しながらKOSEN-1衛星シミュレータ及び人工衛星や通信技術の理解を深めていました。今後は「プレ宇宙コンテスト・最終発表会」に向けて準備を進めていきます。

 

KOSEN-1衛星シミュレータの動作確認をする本校チーム

KOSEN-1衛星シミュレータの動作確認をする本校チーム

本校屋上の衛星地上局を見学する様子

本校屋上の衛星地上局を見学する様子

各チームが製作したKOSEN-1衛星シミュレータと集合写真

各チームが製作したKOSEN-1衛星シミュレータと集合写真