『”ロボットと共に育つ”実践型AI活用人材育成』事業概要

新居浜高専は、”KOSEN(高専)4.0″イニシアティブ支援対象事業として『”ロボットと共に育つ″実践型AI活用人財育成』を申請し、平成30年6月に採択されました。

 

文部科学省は、産業界を中心に社会から高い評価を受けている国立高等専門学校の教育の高度化のために、国立高等専門学校機構の”KOSEN(高専)4.0″イニシアティブに重点的に予算配分を行いました。”KOSEN(高専)4.0″イニシアティブとは、「新産業を牽引する人材育成」、「地域への貢献」、「国際化の加速・推進」の3つの方向性を軸に、各高専の強み・特色を伸長することを目的として実施する事業です。高専機構は、平成31年度からの第4期中期目標期間に向けたカリキュラムの改訂や組織改編などを伴う取組を通じて、各校の在り方・役割(ミッション)を自ら見つめ直すことを期待しており、平成29、30年度をその準備期間と位置付け、その取組のスタートアップ経費をメリハリをつけて重点的に支援することにしました。その結果、平成30年度は、49高専から申請された78件の事業計画に関して、書面審査および面接審査の結果を踏まえ、34件の支援対象事業が選抜されました。

 

 

新居浜高専の支援対象事業

 

新居浜高専は、近年急速に普及しているAIを活用できる人材の育成が急務となっていることを踏まえ、『”ロボットと共に育つ″実践型AI活用人財育成』を申請し、採択されました。

 

本校の高度技術教育研究センター内に設置されたマシンラーニング応用ラボを核とし、AI関連技術を基礎から応用まで修得することができる学年縦断・学科横断型カリキュラム「実践型AI活用技術者育成特別課程」を設け、AI機能を実現するスーパーコンピュータの利用環境を整備し、ロボットを題材としてものづくりに関連したAI活用技術を身に付けた地域に貢献できる学生を、出前授業やピアインストラクションを含む実践的手法で育成します。また、このために、新居浜市が進めている“RCC新居浜”の計画や、“えひめAI・IoT推進コンソーシアム”に参画する地域の企業と連携していきます。(RCC:Re・Create・Community)

 

本事業では、ロボットを題材とすることで具体的なものづくりとAIとの関連を意識させながら、出前授業やピアインストラクションで能動的学習を促し、AI技術を使いこなすことができる実践的技術者を育成することを目的としています。

 

人工知能活用人財育成特別課程(AI 課程)

 

地域のみなさんへ

 

本課程では、新居浜や近隣地域の基幹産業である“ものづくり”の今後を支えることができるような、『高い専門知識を有しかつAIのわかる・使える技術者』を育成することを目的としています。「AIを使ってこういったことがしたい」といった要望がありましたら、そのような素養を備えた技術者を輩出できるようカリキュラムの改善にも取り組んでいきますので、ご教示いただければ幸いです。また、AIに関する出前授業も実施予定です。平成29年度採択のESD対応学生主体型出前授業とも連携して実施していきますので、依頼をお待ちしております。

 

特別課程(PE,AT,AI)・DeMaE授業トップに戻る

 

管理 総務課総務企画係