『社会実装教育を基盤とする地域の次世代型技術者(人財)の育成』事業概要

新居浜高専は、”KOSEN(高専)4.0″イニシアティブ支援対象事業として『社会実装教育を基盤とする地域の次世代型技術者(人財)の育成』を申請し、平成29年6月に採択されました。

 

文部科学省は、産業界を中心に社会から高い評価を受けている国立高等専門学校の教育の高度化のために、国立高等専門学校機構の”KOSEN(高専)4.0″イニシアティブに重点的に予算配分を行いました。”KOSEN(高専)4.0″イニシアティブとは、「新産業を牽引する人材育成」、「地域への貢献」、「国際化の加速・推進」の3つの方向性を軸に、各高専の強み・特色を伸長することを目的として実施する事業です。高専機構は、平成31年度からの第4期中期目標期間に向けたカリキュラムの改訂や組織改編などを伴う取組を通じて、各校の在り方・役割(ミッション)を自ら見つめ直すことを期待しており、平成29、30年度をその準備期間と位置付け、その取組のスタートアップ経費をメリハリをつけて重点的に支援することにしました。その結果、平成29年度は全国51高専から申請された96件の事業計画に関して、書面審査および面接審査の結果を踏まえ、37件の支援対象事業が選抜されました。

 

 

新居浜高専の支援対象事業

新居浜高専は、本校の強みである「地域への貢献」を軸とする『社会実装教育を基盤とする地域の次世代型技術者(人財)の育成』を申請し、採択されました。

 

「次世代型技術者(人財)」とは、「自分で考えて実行し、変化に対応できる人財」と定義しています。今後ますます変化が激しくなっていく社会で、主体的に活躍し、地域に貢献できる技術者の育成を狙っています。そのためには、学生の活動を学内だけに留めず、社会と連携して進めていく「社会実装教育」が必要になると考えています。これまでも高専ではインターンシップなどの社会経験を重視してきましたが、さらにそれを推し進めた教育を実施します。学生が教育の成果(例えばものづくりの成果物)を社会に発信し、社会から評価を受けて改善したものを再び社会に発信する。これを繰り返して、ものづくりを通じた具体的な問題の発見と解決を目指します。

 

本事業は社会実装教育による次世代型技術者(人財)の育成を次の3つの部門で実施していきます。まずは、低学年で実施するDeMaE授業で次世代型技術者としての基礎力となる「ものづくりマインド」を養います。これを踏まえて高学年のPE課程で地域の基幹産業を支える「一流のものづくり」およびAT課程で未来を切り拓く「いたわりのものづくり」を学びます。

 

gaiyou

 

ESD対応学生主体型出前授業(DeMaE授業)

次世代型プラント技術者育成特別課程(PE課程)

アシスティブテクノロジー技術者育成特別課程(AT課程)

 

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管理 総務課総務企画係