【授業紹介】機械工学入門/デザイン工学演習/創造設計製作<機械工学科>


対象:1年生/2年生/4・5年生


ものづくりの基礎から実践力を徹底的に鍛える!

 機械工学科では1年生から5年間、さまざまな授業でものづくりの「アイデア創出法」「計画」「概念設計」「詳細設計」「製造」に至る一連の知識やスキルの向上を図り、学年と共に高度なものづくりへとレベルアップする授業についてお話を伺いました。

 

★これらの授業の目的を教えてください!

 1年生では、「ものづくりにおけるコンセプトの大切さ」を学び、ものの相対的な動きのメカニズムを活用したものづくりを行います。

【1年生 ペーパークラフト作品例】

「ハイテンションなカウボーイ」

「ハイテンションなカウボーイ」

「荒野を駆けるチータ」

「荒野を駆けるチータ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2年生では、具体的な課題の解決案を生み出し、それを具現化し、「ものづくりの流れ」を体験してもらいます。また、製作物は実際に困っている人たちに使ってもらって評価を受け、エンジニア  として幅広い視野を身につけます。

「ワンクリックで音が鳴る教材」

「ワンクリックで音が鳴る教材」

 3年生では、ものづくりに必要な知識を重点的に学びます。「機構学」「CAD 製図」「メカトロニクス」「情報処理」「金属材料」「材料力学」など、作製したものが計画(設計)した通り、壊れず作動するための知識、いわば「ものに命を吹き込む方法」を学びます。

 

 4・5 年生の「創造設計製作」では、4~5 人でチームを組んで、与えられた課題をクリアする製作物を自分たちで考えて作り上げます。自由な発想で創意工夫をして問題発見・解決に取り組むことで、学生の創造力・課題解決能力・コミュニケーション能力・設計力を育成することを目的としています。さらに、「電気工学」「機械制御」「ユニバーサルデザイン」「機械設計法」「熱力学」「流体機械」「計測工学」など幅広い知識も学びます。

【4年生「創造設計製作」】

チームで設計

チームで設計

3D-CADでアイデアの具現化

3D-CADでアイデアの具現化

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★どんなものを作るのですか?

 「誰かの役に立つもの」でなければ、それは単なる「工作・遊び」であり、「ものづくり」は「工作」ではありません。それぞれの目的や課題に対して、「世の中の役に立つもの」を作ります。また、ものを創る(アイデアの具現化)ためには、「つくるもの」が第三者に納得されて初めて協力が得られます。それらを得るための方法を駆使してものづくりを行います。

 

設計書:強度計算・モーター選定理由・製作図面など

設計書:強度計算・モーター選定理由・製作図面など

★すべての学生が作るのですか?

 正規の授業では、全員が取り組むので、時間や場所の関係もあり、大型のものづくりができません。そこで、課外活動で「最高燃費を目指した自動車(50cc)づくり」なども機械工学科では行っています。

サーキットでの整備

サーキットでの整備

 

頭の中のアイデアを、協力を得て、形に換えて、人の役に立つ
ものづくりができる人財を育てる機械工学科で一緒に学びませんか!