【授業紹介】初級中国語<一般教養科>


担当教員:野田 善弘
対象:4年生全学科/単位数:2単位


 新居浜高専は、専門科目だけでなく、語学・哲学・歴史・文学など多様な一般教養科目を開設しています。特徴的なのは、高専には第二外国語が開設され、英語以外にもう一つ外国語を修得しpandaます。新居浜高専では、ドイツ語と中国語のどちらかを選択できます。

 今回は初級中国語の授業を紹介します。

 

 

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☆なぜ中国語を学ぶのですか?

 中国語は世界で最も多くの人が話す言語です(5人に1人は中国語を話します!)。みなさんが技術者になって海外(アジアなど)へ行くと、日常では英語以上に中国語が役に立ちます。少しでも話せると、現地の人とすぐに「朋友(友達)」になれます。海外での仕事もきっとうまくいくと思います。

☆どんな授業ですか?

 難しいといわれる発音からじっくり勉強します。高専では、みなさんが将来技術者となって海外で働くことを想定し、理系の人に役立つテキスト『理系のための中国語入門』(好文出版)を作りました。このテキストを中心に中国語の基礎を学びます。

☆授業はどんな様子ですか?

 生きた中国語を学んでもらうための工夫をしています。新居浜高専では、毎年6月・7月に、海外協定校である台湾国立聯合(れんごう)大学の学生を短期留学生として受け入れています。留学生に1か月間、授業に参加してもらっています。留学生は、日本語を全く話せませんので、中国語と英語(とボディーランゲージ)を使って授業をします。

 よって、この授業は、英語を聴いたり、話したりする勉強にもなります。

 この取組は、同世代の外国人と接する貴重な機会を提供しています。留学生といっしょに松山や琴平などに小旅行を楽しんで交流を深める学生もいますし、留学生を訪ねて台湾へ遊びにいく学生もいます。

 

ゲームを取り入れたアクティブ・ラーンニング型授業を行います。

優勝者には、台湾のおみやげをプレゼント!

 

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マレーシアとラオスの長期留学生、台湾の短期留学生、日本人学生みんなで松山へ小旅行。

新居浜高専の学生が自主的に台湾の短期留学生をおもてなし!

☆学生の反応はどうでしたか?

 受講学生から「日本語が話せないのに一生懸命中国語を教えてくれた台湾の留学生に感動!」というコメントがたくさんありました。言葉が通じなくても心は通じるということを知る、とてもよい機会になったと思います。

 新居浜高専と台湾国立聯合大学とは相互交流を行っています。本校の学生も毎年聯合大学へ短期留学しています。台湾に限らず、海外をめざす学生も最近増えつつあります。みなさんもぜひ海外留学を考えてみてください。

技術は国境をこえる!世界へとびたて!新居浜高専