【10/29】「イプシロンロケット6号機で高専から宇宙へ!開発者と振り返る高専連携衛星「KOSEN-2」打ち上げの瞬間!」に本校教員と学生が参加しました。

令和4年10月29日(土)、あかがねミュージアム(新居浜市総合文化施設)において、「イプシロンロケット6号機で高専から宇宙へ!開発者と振り返る高専連携衛星「KOSEN-2」打ち上げの瞬間!」が開催され、本校電気情報工学科 今井 雅文 助教と本校学生が参加しました。

 

新居浜高専を含む8高専(提案代表:米子高専、共同実施:群馬高専、高知高専、徳山高専、岐阜高専、香川高専、新居浜高専、産技高専)が共同開発した超小型衛星「KOSEN-2」は、JAXAの革新的衛星技術実証3号機の実証テーマに選定され、令和4年10月12日にイプシロンロケット6号機で打ち上げられました。残念ながら、目標姿勢から外れ、打ち上げ失敗となりました。落胆は大きいですが、打ち上げまでの2年間のKOSEN-2衛星開発を通して、プロジェクト参加学生が得たものは何事にも代えがたく、現場の声を伝える機会があると考え、また、令和3年11月から地球を周回しているKOSEN-1についても理解を深める絶好の機会だと考え、今回のアウトリーチイベントを予定通り実施しました。

 

前半のイベントでは、あかがねミュージアム2階テラスにて、KOSEN-1衛星について今井助教が説明をし、その衛星から送られてくるモールス信号を参加者と一緒に受信しました。実際に衛星から送られてくるモールス信号の電波をダンボール製の八木アンテナで受信し、パソコンを使って音として聞こえるようにする作業を本校電気情報工学科5年 宮﨑 想也さん、田中 友梨さん、細川 昌斗さん、同学科4年 富野 こころさん、窪田 葵さん、河上 京介さんが手伝いしました。

 

後半のイベントでは、あかがねミュージアム多目的ホールに移動し、今井助教からKOSEN-2衛星全体の共同開発の様子や新居浜高専で開発したミッション機器制御・支援基板の概要について説明しました。そして、衛星開発に携わった学生から担当内容と感想をそれぞれ参加者に伝えてもらいました。

 

参加者から多くの質問をいただき、高専における衛星開発の取り組みや宇宙全般に関する知識を深めることができました。

 

なお、本アウトリーチプロジェクトは、2022年度チャレンジプロジェクトのご支援のもと、ダンボール製の八木アンテナを含む簡易衛星受信部品を調達できました。新居浜高専後援会をはじめ、ご支援くださった皆様に深く感謝いたします。