【1/10】第1回全国高専宇宙コンテストを開催しました。

令和4年1月10日(月)、オンラインにて「第1回全国高専宇宙コンテスト」を開催しました。本校が主催し、高知、明石、香川、米子、岐阜、一関、熊本、鹿児島の計9高専から10チームが参加しました。

全国高専宇宙コンテストとは、高専で今後行われる学生参画型の超小型人工衛星開発に向けたコンテストです。令和3年11月9日に打ち上げられた国立高専初の人工衛星「KOSEN-1」及び、現在開発中で令和4年度打ち上げ予定の「KOSEN-2」に続く「KOSEN-X」衛星に向けた新しい宇宙ミッションのアイデアを高専生たちが考え、オンラインでプレゼンを行いました。

参加者は「KOSEN-1」を模擬した「KOSEN-Xシミュレータ」を用いて自らのアイデアを検証する実験を行い、実現可能性についても検討して発表しました。審査は国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)等で第一線の衛星開発や宇宙に関する研究を行っている技術者・研究者が行い、質疑応答を通してアイデアの向上につながるようなアドバイスもありました。

本校からは、電気情報工学科の若林 誠 准教授と、今井 雅文 助教の指導のもと、同学科3年の窪田 葵さん、大川 響さん、2年の菊池 良治さんの3名が新居浜高専チームとして参加しました。本校チームの提案は「Tiny Unit基板を用いたKOSEN-X衛星のスピン回転数の検出」というもので、自分たちで検証実験を工夫し、データを適切に解析した上で定量的に示したことが評価され、見事「優秀賞」を受賞しました。今回のコンテストで得られた審査員からのアドバイスをもとに、ミッション実現に向けた更なる発展に努めていきます。

なお、この催しは、文部科学省の宇宙航空科学技術推進委託費・宇宙人材育成プログラム(令和2~4年度、新居浜高専を代表校とした参画機関6高専)の支援を受けて開催したものです。

 

【入賞校一覧・・・同順位は当日の発表順に掲載】

最優秀賞:米子工業高等専門学校

優秀賞:新居浜工業高等専門学校

優良賞:岐阜工業高等専門学校、高知工業高等専門学校

敢闘賞:熊本工業高等専門学校

努力賞:一関工業高等専門学校

奨励賞:香川高専(1年生)、鹿児島高専、香川高専(5年生)、明石高専