【9/2,3】高専スペースキャンプ2021をオンラインで開催しました。

令和3年9月2日(木)、3日(金)の2日間に渡って、「高専スペースキャンプ2021」をオンラインで開催しました。

 

この催しは、文部科学省の宇宙航空科学技術推進委託費・宇宙航空人材育成プログラム(令和2~4年度、新居浜高専を代表校とした参画機関6高専で実施)の支援を受けて、本校が主催するオンラインベースの宇宙理工学講座「高専スペースアカデミア」の一環として開催したものです。本校を含め、苫小牧、小山、都立産業技術、岐阜、舞鶴、奈良、大阪府立、明石、米子、一関、大島商船、香川、高知、都城、鹿児島の計16高専がオンラインで参加しました。

 

2日(木)は国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)有人宇宙技術部門 きぼう利用センター きぼう利用企画グループ グループ長 白川 正輝氏による特別講演『国際宇宙ステーションと「きぼう」日本実験棟について〜今さら聞けない?いや聞いてください〜』を開催しました。普段詳しく聞く機会のない国際宇宙ステーションの現状と今後や、最新の研究内容だけでなく学生向けのコンテストに至るまで豊富な話題を提供していただき、聴講者からの質問も多く寄せられ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

 

3日(金)は国立高専で共同開発している超小型人工衛星の研究開発最前線について、高知高専 今井 一雅 名誉教授(KOSEN-1衛星プロジェクトマネージャー)と米子高専 徳光 政弘 准教授(KOSEN-2衛星プロジェクトマネージャー)から報告がありました。また、香川高専 村上 幸一 准教授が超小型衛星と地上局との無線通信に関する講座とデモ実験を行いました。さらに、令和3年度から正式開催される「全国高専宇宙コンテスト」の概要と、同コンテストで使用される「KOSEN-Xシミュレータ(KOSEN-1衛星と同等の機能を有する衛星モデル)」について、今井 一雅 名誉教授から紹介がありました。

 

2日間に渡り、本校電気情報工学科 若林 誠 准教授が司会進行を務め、本校電気情報工学科から5年生の塩﨑 省吾さん、立川 輝さん、3年生の窪田 葵さんと2年生の菊池 良治さんの4名がオンラインで聴講しました。今回のキャンプにおいては、宇宙航空開発の国際的な取組や、高専で実施している人工衛星開発の現状及び具体的な実践例に関して理解を深めることができました。10月以降での「高専スペースアカデミア」の講座にも主体的に取り組んでいきます。

 

9月2日(1日目)特別講演会のスクリーンショット

9月2日(1日目)特別講演会のスクリーンショット

9月2日(1日目)質疑応答の一場面

9月2日(1日目)質疑応答の一場面

9月3日(2日目)KOSEN-1衛星の状況報告

9月3日(2日目)KOSEN-1衛星の状況報告

9月3日(2日目)KOSEN-2衛星のミッション紹介

9月3日(2日目)KOSEN-2衛星のミッション紹介