【6/18】本校を含む4高専連合チームの技術実証テーマが高専WiCON2021に採択されました。

令和3年6月18日(金)、総務省が主催する「高専ワイヤレスIoTコンテスト2021・ワイヤレスIoT活用部門」で、香川高専、米子高専、新居浜高専、明石高専の4高専連合チーム(チーム名:チームKYNA)が共同提案した技術実証テーマが採択されました。

高専ワイヤレスIoTコンテスト(WiCON)は、5GやワイヤレスIoTの特性を活用することにより地域や社会が抱える課題等を解決するとともに新たなビジネスや公共サービスの創出につながる独創的なアイデアを競うコンテストで、全国の高専生を対象として実施されています。

今回採択されたテーマ名称は「LPWA(LoRa)モジュール搭載2Uキューブサットによる山間および洋上防災データの収集技術実証」(提案代表学生:香川高専・筒井 巽水さん)で、本校からは電気情報工学科 今井 雅文 助教の指導のもと、同学科5年 山本 雅義さん、森本 莞太さん、廣瀬 颯さんが参加します。全応募テーマ35件から12件が選定され、複数高専連合チームでは本テーマの1件のみでした。

本テーマでは、遠距離見通し内通信が可能なLPWA(LoRa)を活用し、「地上-地上」間ならびに「地上-洋上」間での通信データを上空の超小型人工衛星でも受信し、衛星から430 MHz帯のアマチュア無線通信により地上へダウンリンクする通信技術実証を行います。このような試みは、自然災害を分析する上で重要となる、山間および洋上防災データの収集技術の拡張に繋がると期待されています。チームKYNAを含む採択された全てのチームは、技術実証実験を令和4年2月末まで行い、3月下旬に得られた成果を発表する予定です。

 

・採択結果(総務省報道資料)
  https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000409.html

・高専ワイヤレスIoTコンテスト2021
  https://kosen-iot-contest.jp/index.html

 

チームKYNAの新居浜高専参加学生(左から 森本さん、廣瀬さん、山本さん)

チームKYNAの新居浜高専参加学生(左から 森本さん、廣瀬さん、山本さん)