【7/1】“ロボットと共に育つ” AI特別課程について学会誌で紹介しました。

本校では、2019年度から人工知能活用人財育成特別課程(AI課程)を全学年・全学科を対象に設置し、2020年度は40名近くの学生が受講しています。この教育活動を、砥粒加工学会誌2020年7月号の特集「発展するものづくり教育 〜高等専門学校におけるものづくり教育〜」で紹介しました。

AI課程は、ロボットを題材とすることで具体的なものづくりと人工知能(Artificial Intelligence: AI)との関連を意識させながら、AI 技術を使いこなすことができる実践的技術者を育成することを目的として設置されました。e-Learning形式の座学と、実機ロボットを用いた実習の両方からカリキュラムが構成されており、放課後等学生が自由な時間に受講することができます。これにより、課外活動等と両立して受講することが可能となっています。

現在本校ではオンデマンド形式の遠隔授業を実施中ですが、AI課程を受講している学生は、平常時と同様に履修することができています。

AI技術は、近年その有用性への期待から、産業界を始めさまざまな分野から注目を集めており、高専で学ぶ専門分野の知識とAI技術とを合わせもつ人財は、今後ニーズが高まることが予想されます。AI課程は、地域や時代のニーズに合わせてカリキュラムを改善していく予定であり、本校は現在に限らず未来に活躍できる学生の育成を今後も続けてまいります。

 

文献情報:

田中大介, 粂野紘範, 加藤 茂, 三井 正, 占部弘治, 志賀信哉

ものづくりのための人工知能技術教育:ロボットを題材とした実践型 AI 活用人財育成

砥粒加工学会誌 Vol.64, No.7, pp.359-360, 2020