【8/30~9/2】高専スペースキャンプ2018を開催しました。

平成30年8月30日(木)~9月2日(日)、新居浜市のマリンパーク新居浜において、「高専スペースキャンプ2018」を開催しました。

 

この催しは、文部科学省の宇宙航空科学技術推進委託費・宇宙航空人材育成プログラム(平成29~31年度)の支援を受けて開催したものです。徳山高専が主管校となり、本校が会場校として参加したほか、高知高専、明石高専、岐阜高専、奈良高専、香川高専、米子高専、鹿児島高専、苫小牧高専、仙台高専の計11校が参加しました。

 

8月30日(木)には、元・宇宙科学研究所 内之浦宇宙空間観測所ロケット班長の林 紀幸先生による特別講演『明治150年と航空宇宙ロケットの失敗談』を開催したほか、人工衛星モデル(CubeSat)製作講座等を行いました。CubeSat製作講座は8月31日(金)、9月1日(土)とも継続して行い、グループごとに一般的な構造や製作方法を学んだ上で、電源管理、通信、姿勢制御などの性能を競うコンテストを行いました。各グループにおいて限られた電源をいかに管理し、機体の性能を引き出すかのアイデアや工夫が求められ、グループによっては両日とも深夜まで作業が続きました。

 

8月31日(金)の日程の一部では、各高専で製作されたモデルロケットを打ち上げる実験や、空き缶を用いた人工衛星モデル(缶サット)の打ち上げ実験を行いました。また、9月1日(土)午後には係留気球を用いたCubeSatの屋外実験を予定していましたが、天候不良により屋外実験は中止し、屋内での動作確認を行いました。

 

このキャンプには、本事業の共同参画者である本校電気情報工学科の若林 誠講師の引率のもと、同学科5年生の玉井 克典さんも参加し、他高専の4名(3年生以下)と共に製作したCubeSatは電源管理を始め総合的な性能が高く評価され、全8グループの中で「最優秀賞」を受賞しました。

 

林先生による特別講演

林先生による特別講演

CubeSat製作講座

CubeSat製作講座

モデルロケット打ち上げ実験

モデルロケット打ち上げ実験

受賞したCubeSatと玉井さん

受賞したCubeSatと玉井さん

表彰式後の集合写真

表彰式後の集合写真