【教育・研究活動】【12/20】専攻科の学生2名が「電気学会優秀論文発表賞」を受賞しました。

 令和6年10月29日(火)、本校電子工学専攻2年 神野 友那 さんと高橋 琴音 さんが、それぞれ「電気学会優秀論文発表賞」を受賞しました。受賞対象は、令和6年9月21日(土)に徳島大学で開催された、令和6年度電気・電子・情報関係学会四国支部連合大会での研究発表です。電気学会論文発表賞は、全国大会ならびに支部大会で講演した若手発表者の中から「優秀論文発表者」を対象に贈呈されるものです。

 

<神野友那さんの研究>

 神野さんの研究テーマは「簡易な電波伝搬測定装置の製作」です。神野さんは、電気情報工学科 内藤 出 教授の研究室でこの課題に取り組みました。この研究テーマは、無線ネットワークにとって必要不可欠な電波が、どのように伝わるかをモデル化するためのデータ収集に関するもので、無線ネットワークの設計や最適化に繋がるものです。

神野さんは受賞後、「このような賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。専攻科は、研究に専念できるすごく良い環境だと思います。これまで指導してくださった先生に感謝し、今後も頑張りたいと思います。」と喜びを語りました。

 

<高橋琴音さんの研究>

 高橋さんの研究テーマは「電磁界シミュレーションを利用したウィーンフィルタのイオンビーム分解性能評価」です。高橋さんは、電子制御工学科 松友 真哉 准教授、滋賀県立大学 浅地 豊久 特任教授らの研究チームでこの研究課題に取り組みました。この研究は、半導体製造プロセスで利用されるイオンビーム生成装置の小型化・高性能化を目指した基礎研究で、高橋さんは数値シミュレーションを担当しました。

 受賞について高橋さんは、「初めての学会発表で不安でしたが、このような賞をいただき大変嬉しいです。研究に協力してくださった皆さまに感謝し、修了までの短い期間もさらに頑張りたいと思います」と述べました。