【国際交流】【12/9,10】マレーシアの文化に関する特別講義を行いました。
令和6年12月9日(月)・10日(火)、マレーシア出身のヌル・ファラナス・アブ・マンスルさん(以下、ファラさんという)がマレーシア文化について講義をしました。この講義は、機械工学科・電子制御工学科に開講されている国語3の授業の中で行いました。授業では、初めにマレーシアの基本情報、さらにイスラム教の特徴について簡単に説明した後、学生たちの質問を集め、逐次回答していきました。
マレーシア文化全般についての質問を求めましたが、ほとんどがイスラム教に関するもので、「毎日のお祈りや、食事や服装の制限、断食など、ムスリムは厳しい規範をもつというイメージがあるが、なぜそのような規範があるのか。」、「ムスリムはそのような宗教的生活を実際にどのように感じているのか。」などの質問がありました。ファラさんは学生からの質問に率直にわかりやすく答えてくださり、学生は理解を深めることができました。私たちが「厳しくてつらい」と思い込んでいるイスラム教の規範は、ファラさんにとっては「楽しく、自由になれる」ものであるという説得力のある話を聴いて、異文化理解の面白さと大切さを実感しました。また、最後にはマレーシア文化と日本文化を比較し、日本人の宗教や文化への理解も進みました。
今回の特別講義は、高専機構グローバルエンジニア育成事業によるものです。本校はグローバル人材育成へ向けて、今後も様々な取組を行っていきます。