【教育・研究】 【8/3】 4th Edition of International Chemistry Scientist Awards 2024, Best Researcher Award を受賞しました。

 生物応用化学科 堤 主計 教授が、International Chemistry Scientist AwardsにおけるPolymer Chemistry部門にてBest Researcher Awardを受賞しました。

 この度、Elsevier 社発行のPolymer Degradation and Stabilityで掲載された研究論文「Enzymatic degradation of stereocomplexes comprising optically active lactide block copolymers with a degradation accelerator, Polym Degrad Stab, 228 (2024) 110918」が、CHS賞組織委員会より、革新的研究への貢献と名誉ある業績として高分子化学部門において国際最優秀研究者賞に選出されました。

 International Chemistry Scientist Awardsは、科学技術全般に関する国際的な進展において、顕著な貢献が認められた研究者へ贈られる賞です。

 堤主計教授は、自然環境に優しい環境調和型高分子材料の社会における利活用を目指し、『持続可能な開発目標(SDGs)』に取り組んでいます。SDGsの目標17項目の中でも、特にSDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」においては、温暖化が引き起こす様々な自然災害や社会生活への影響などの問題解決の一つとして循環型社会の構築があり、その構成の一部である循環型材料の創製・開発に貢献できる研究活動を実践しています。循環型材料の開発だけではなく、新たな機能を付与させた材料の創製に関する研究成果を国内外へ発信しています。このような一連の研究成果から発案された上記研究論文が、CHS賞組織委員会から高く評価されました。

 

https://chemistryscientists.org/award-winners/?pagenum=2