【教育・研究活動】【7/9】AT特別課程の学生が認知症サポーターになりました。

 令和6年7月9日(火)、本科4年生のアシスティブテクノロジー技術者育成特別課程(AT課程)受講者8名を対象に、新居浜市包括支援センター主催で「認知症サポーター養成講座」を開講しました。同課程の科目「アシスティブテクノロジー基礎」では、これまで、身体・脳機能の不全による生活上の障害や、その機能不全を補いQOL(生活の質)を高めるための技術的、メンタル的サポートの在り方などを学んできました。今回の講座では、認知症の方のサポートの仕方を知っておくことで、これまで学んできたテクノロジーによる課題解決に加えて、心のバリアフリーの実践の一つとして、行動でも課題解決ができること、また、認知症の方のサポートの在り方は日常生活でも必要なコミュニケーションスキルであることを学びました。受講後、ご講話いただいた新居浜市包括支援センターの方から「私は認知症サポーターです。」と記載されたカードが贈呈されました。

 

 受講後のアンケートでは、「『認知症の方は怖い』とのイメージがあったけれど、自分もなること、不安を与えない接し方をすることで普通の方と同じように会話などができることを学び、実際にお話をしてみたい。」「今回の講座を活かし、自分たちの得意分野であるものづくりにも役立てたいと思います。」との前向きな意見が多い一方、「上手く話せないのでは、と心配です。」「警察への連絡も勇気が必要です。」など、サポーターとして自分事に落とし込んだ意見もみられました。これらの知識と行動で、認知症の方のサポーターとして、エンジニアとして、社会課題の解決の一助となってくれることを願います。