【教育・研究活動】【8/5,9/15】アイデアを本物の機器へ!―学生が医療現場と連携したものづくりに挑戦―

 令和8年8月5日(水)及び9月15日(火)に、アシスティブテクノロジー技術者育成特別課程(AT課程)を受講する本科5年生14名が、医療現場の課題解決を目指して開発した機器について医療従事者との討論会を現地とオンラインで実施しました。

 AT課程は、本校4年生から2年間にわたり学ぶ全学科共通の選択科目です。学生たちは、医療や福祉の現場で実際に困っていることをテーマとして取り上げ、それぞれの専門分野の知識や技術を持ち寄りながら、課題解決に向けた機器やシステムの開発に取り組んでいます。

 今回は、機械工学科、電気情報工学科、電子制御工学科、環境材料工学科の4学科の学生14名が、医療や福祉の現場にあるさまざまな課題に対して、アイデアを考えるだけでなく、アイデアの提案から設計、製作、評価、改良までを一貫して経験し、「現場で使えるもの」を目指して開発を進めました。

 

今回取り組んだテーマ

  • 携帯型角度測定器
  • タブレットホルダーの簡易固定具
  • 介助犬疑似体験用VRシステム
  • 小型犬用装具取付コネクターの簡易製作システム
  • Excelを用いた歩行解析システムアプリ

 

 そして8月5日(水)に、連携協定を締結している松山リハビリテーション病院協力のもと、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の皆様に試作品を評価していただきました。学生たちは、医療現場の専門家から寄せられた多くの意見や改善提案を踏まえて試作品を改良し、9月15日(火)には修正版を用いた発表を行い、さらに実用化に向けた討論会や意見交換を重ねました。

 今回の開発の過程では、3Dスキャナーや3Dプリンター、VR機器などの先端技術にも挑戦しました。初めて扱う機器やアプリ開発には不向きな汎用のソフトウェアを活用しての苦労なども多くありましたが、試行錯誤を重ねながら実際に形にすることで、ものづくりの面白さと、利用者や医療スタッフの声を取り入れて改良していくことの大切さを学びました。

 高専で学ぶ「ものづくり」は、教室や実験室の中だけで完結するものではありません。今回のように、学生たちは実際の医療現場と連携しながら課題解決に挑戦し、社会に役立つ技術の創出に取り組んでいます。

 なお、10月からは新たな学生たちへ引き継がれるテーマや、新しくスタートするテーマも予定されています。今後も医療現場との連携を継続しながら、実用化に向けた開発を進めていきます。

学生が製作品について病院での検討会で説明する様子

 

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改善箇所などについてオンラインでの討論会の様子