【教育・研究活動】【12/19】WiCON2025中間発表会にて学生が発表を行いました。
令和7年12月19日(金)、岡山大学共育共創コモンズでWiCON2025中間発表会が開催され、電気情報工学科の学生グループ「つるどん」が発表を行いました。
WiCON2025は「高専が地域を変える」をコンセプトに、地域課題の解決につながる、無線通信を活用したアイデアの技術実証提案、無線技術・システムの新規アイデアの技術実証提案を行うことを目的とした全国の高専生を対象としたワイヤレス技術のコンテストです。本校電気情報工学科の学生グループ「つるどん(山田 晴斗 さん、山田 弥斗 さん、指宿 瑠希 さん、政田 心輝 さん、森髙 力 さん、木村 太一 さん)」は、「Wi-Fi HaLowで実現!祭りと街のスマート化」という提案名で採択され、技術実証を行っています。
四国三大祭りのひとつである新居浜太鼓祭り(愛媛県新居浜市)は、毎年約10万人が訪れる地域最大級のイベントですが、観客や参加者の集中により交通渋滞が発生し、さらに太鼓台の位置情報がリアルタイムで把握できないなど、混乱が生じています。そのため、技術実証内容としては、この課題に対し、今回構築する基盤技術を用いるとともに、日常生活や観光支援にも活用可能とすることで地域全体の利便性向上を目指しています。また、本実証実験で得る精度や効果を検証し、数年以内の製品化・サービス化を見据えたスケーラブルな展開を計画しています。
今回の中間報告会では、新居浜太鼓祭りで実証実験を行ったアプリ「どんどこ」について報告を行いました。祭り期間中15万件以上のアクセスを記録し、祭り関係者や、聴衆に活用していただいた様子やコメントを紹介したほか、今後の計画について説明し、実際に多くの方々に活用されたことを高く評価していただきました。



