【教育・研究活動】【3/17】本校学生が第3回高専防災減災コンテストで国際科学振興財団賞を受賞しました。
令和6年12月22日(日)、機械工学科4年 森本 陽向 さん、重見 銀雅 さん、林 悠星 さん、森松 暖人 さんが、第3回高専防災減災コンテストにおいて、国際科学振興財団賞を受賞しました。
本校からの最終審査会への出場は第1回大会に続き2回目となります。
高専防災減災コンテストは、全国の高専生を対象に防災減災に関わる地域の社会課題を解決するアイデアと、その検証過程を競う機会を提供し、活動を通じた高専生の成長の促進と若い力による地域社会の災害レジリエンス向上に寄与することを目的に実施しています。
今回は、全国の高専から38件のエントリーがあり、企画提案書の書類審査を経て、本校は最終審査出場10チームの中に選ばれました。最終審査会では、メンター、ステークホルダーからご指導いただきながら小学生や保育園児のご協力により検証を行ったイヤーマフの製作活動内容について、動画によるプレゼンテーションとパネル展示(試作品展示)を行いました。
本校が提案した「防音イヤーマフ -おとな紙さん-」は、発案者の森本さんが中学生の時に西日本豪雨で雨音の激しさや雷による不安を感じた体験をもとに、より小さな子供たちが被災した際の不安や恐怖を取り除くことを目的として、地元産業の紙やタオルを素材に、裁縫道具やミシンを用いながら試行錯誤して3つのタイプのイヤーマフを完成させました。
また、受賞後は、NHK新居浜支局の取材をきっかけに、全国放送で取り上げられたり、県外のラジオに出演するなど、数多くのメディアに取り上げられ、防災減災に対する反響の大きさがうかがえました。
今後、森本さんたちは、避難所現場の調査や子供たちの声を聞いて改良をおこない、少しでも不安や恐怖心を取り除く防音イヤーマフにしていくために探究を続けていきたいと話していました。
タイトル:「防音イヤーマフ -おとな紙さん-」
メンバー : 機械工学科4年 森本 陽向、重見 銀雅、林 悠星、森松 暖人
指導教員:機械工学科教授 松田 雄二
- 左から森松暖人さん 重見銀雅さん 森本陽向さん 林悠星さん
- 授賞式
- 上 松田教授 下 鈴木校長 林悠星さん
- イヤーマフの説明の様子