【教育・研究活動】【12/7,8】環境材料工学科3年生がJSEC2024の本戦に出場し、JFEスチール賞を受賞しました。

 令和6年12月7日(土)、8日(日)に開催されたJSEC2024において、環境材料工学科3年 木村 遥さんが本戦のファイナリストとして出場し、JFEスチール賞(研究奨励金20万円+JFEスチール独自の副賞として実験器具)を受賞しました。

 JSEC(Japan Science & Engineering Challenge)は、全国の高校生と高専生を対象に、2003年に始まった科学技術の自由研究コンテストです。2024年度は、過去最高の応募数404件の中から書類審査を経て、新居浜高専を含む35件がファイナリストとして本戦に出場しました。

 今回受賞した研究は、「磁性光触媒粒子による水質浄化システムの開発」というタイトルで、1年生の頃から研究開発してきた光触媒磁性材料を用い、実際に社会実装することを目標として試作開発した『水質浄化システム』の浄水効果について成果を報告しました。

 木村さんは、「1年生の頃から今まで頑張ってきた研究成果が、科学の大きな大会でこのような素晴らしい賞を頂くことができ、大変嬉しく思います。現在は企業との共同研究にまで発展しているこの研究を、本当に社会で実用化できるレベルまで高められるよう、これからも邁進したいと考えています。」と話してくれました。

 なお、今回の受賞により、世界最大級の科学の大会である『ISEF』の日本代表メンバーに選出されました。2025年5月には、コロンバス(アメリカ:オハイオ州)において研究成果発表を行う予定です。

 

※ISEF(アイセフ)=International Science and Engineering Fairは、世界60以上の国や地域から1,600人以上の高校生(9〜12grade)が集まり、科学の自由研究を競う世界最大級の大会で、毎年5月にアメリカの都市で開催されます。主催は、1921年に設立されて科学雑誌の発行や教育的な科学コンテストを手掛けてきた米国の非営利団体 Society for Scienceです。