授業科目 計測工学特論 |
担当教員 若林 誠 |
開講期 前期
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科目番号 620121 |
対象学年・学科・コース 1、2年 電子工学専攻 |
単位区分 選択必修 |
単位数 2単位 |
授業概要・授業方針
種々の計測システムを構築する際の主要な要素であるセンサー、データ変換、基本回路、コンピュータ接続について学習する。 学生に各課題を与え、学生自身が調べ報告書を作成して授業で発表する。発表での質疑応答を考慮して、修正が必要な場合は翌週の授業で発表する。下記の授業要目は、課題内容の配分を示している。実際の授業では、複数テーマが同時進行で発表される。 |
到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
1 | ガイダンス、計測の応用 | 3,4 | |
2 | 計測器における基本回路(オペアンプの基本回路) | 1 | |
3 | A/D、D/A変換 | 1 | |
4 | 計測器における基本回路(ディジタル計測の基礎) | 2 | |
5 | コンピューターによる信号の取り込みとその処理 | 2 | |
6 | 微小信号の計測と電子計測器 | 2 | |
7 | センサーの原理(電界、磁界、温度、人感) | 3 | |
8 | センサーの原理(圧力、歪、音、位置、距離、速度) | 3 | |
9 | センサーの原理(血糖値、近赤外非破壊計測) | 3 | |
10 | 光信号計測(波長、反射透過、放射束、視感度、輝度、光束、色度、演色) | 3 | |
11 | センサ回路の応用(照度計、光源、色) | 4 | |
12 | センサ回路の応用(光測距、超音波測距) | 4 | |
13 | センサ回路の応用(衝撃、振動) | 4 | |
14 | センサ回路の応用(姿勢、手振れ) | 4 | |
15 | センサ回路の応用(人の動き、ガス) | 4 | |
16 | センサ回路の応用(指紋) | 4 | |
17 | センサ回路の応用(回転)、前期末試験(18) | 4 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | 複数方式の信号増幅とAD変換回路を説明できる。 | 信号増幅とAD変換回路を説明できる。 | 信号増幅とAD変換回路を説明できない。 | A・B・C |
2 | コンピューターによる信号の取り込み、信号処理、制御からなるシステム全体を説明できる。 | コンピューターによる信号の取り込み方法を説明できる。 | コンピューターによる信号の取り込み方法を説明できない。 | A・B・C |
3 | 複数の基本的なセンサーの原理を説明できる。 | 基本的なセンサーの原理を1つ説明できる。 | 基本的なセンサーの原理を1つも説明できない。 | A・B・C |
4 | 複数の基本的なセンサーの応用回路を説明できる。 | 基本的なセンサーの応用回路を1つ説明できる。 | 基本的なセンサーの応用回路を1つも説明できない。 | A・B・C |
到達度評価
定期試験70%、課題発表30%で評価する。
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履修上の注意
発表することによって技術のプレゼンテーション能力を養ってほしい。電子機器のイノベーションのために新しいセンシング技術がいかに大切かを理解してほしい。そして、今後技術開発や研究への興味を深めることを期待する。
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事前学習・自己学習・関連科目
電気電子計測の教科書を利用して基礎学力を養うこと。さらに最新技術を専門書やインターネットを利用して自主的に調べることを習慣づけること。
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学習・教育目標
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