授業科目 電子材料特論 |
担当教員 田中 寿郎 |
開講期 後期
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科目番号 620107 |
対象学年・学科・コース 2年 電子工学専攻 |
単位区分 |
単位数 2単位 |
授業概要・授業方針
多くの電子部品材料として使われているセラミックスについてその基本と調製法並びに構造と特性との関連について学ぶ。
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到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
1 | 結晶と固体の構成 | 1 | |
2 | 固体中の電子 | 1 | |
3 | 表面とバルク | 1,2 | |
4 | 固体と電気伝導性と誘電性(1) | 1,2 | |
5 | 固体と電気伝導性と誘電性(2) | 1,2 | |
6 | 磁性材料(1) | 1,2 | |
7 | 磁性材料(2) | 1,2 | |
8 | セラミック材料プロセス(1) | 3 | |
9 | セラミック材料プロセス(2) | 3 | |
10 | 粉末の改質 | 4 | |
11 | 成形と焼結 | 4 | |
12 | 薄膜作製法(物理的方法) | 4 | |
13 | 薄膜作製法(化学的方法) | 4 | |
14 | 構造制御法(1) | 4 | |
15 | 構造制御法(2) | 4 | |
16 | 構造制御法(3) | 4 | |
17 | 期末試験 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | 固体物質を理解するために必要な結晶について理解できる。 | 固体物質を理解するために必要な結晶の基礎的事項について理解できる。 | 固体物質を理解するために必要な結晶の基礎的事項が理解できない。 | A・B・C |
2 | バンド理論における状態密度の概念について理解でき、きちんと説明できる。 | バンド理論における状態密度の概念について理解できる。 | バンド理論における状態密度の概念が理解できない。 | A・B・C |
3 | セラミックス作製方法と特色について理解でき、きちんと説明できる。 | セラミックス作製方法と特色について理解できる。 | セラミックス作製方法と特色が理解できない。 | A・B・C |
4 | 構造と特性との関係について理解でき、きちんと説明できる。 | 構造と特性との関係について理解できる。 | 構造と特性との関係が理解できない。 | A・B・C |
到達度評価
定期試験50%、課題提出物50%で評価する。 授業時数の1/4を超えて欠席した者は、原則として単位を認定しない。 |
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履修上の注意
毎日使うお茶碗などの焼き物もセラミックスであり、最先端の電子機器の心臓部にも多くのセラミックスが使われている。電子材料としての特性は構造に敏感であるため、セラミックスは、ただ単に焼結すればいいのではなく、原子、ナノ、メソ、マクロのスケールでの構造制御をおこなうことで最先端の材料となっている。構造と特性の関係を理解し、材料設計の観点からセラミックスの調製法とその特色・性能を理解してほしい。 |
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事前学習・自己学習・関連科目
(事前学習・関連科目) 電子物性、電気電子材料 |
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学習・教育目標
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