授業科目 通信工学特論 |
担当教員 城戸 隆 |
開講期 後期
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科目番号 620106 |
対象学年・学科・コース 2年 電子工学専攻 |
単位区分 |
単位数 2単位 |
授業概要・授業方針
複合的な工学専門知識を習得し、それらを工学的な問題の解決に応用できることを目的とするため、本科目では、情報・論理系科目群を取り扱う。 特に、情報理論の基礎を築いたシャノンの理論に触れ、情報量、情報の単位、エントロピー、通信の基本モデルをとりあげ、本科で学習した内容に関して理解を深める。また、近年研究が盛んにおこなわれている各方式の原理についても取り扱い、現在の情報通信技術との関連性についても話題に触れる。 |
到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
1 | 情報(information)の考え方 | 1 | |
2 | 理解度確認演習1 | 1 | |
3 | 情報(information)の定義 | 1 | |
4 | 理解度確認演習2 | 1 | |
5 | 情報(information)の量と単位 | 1 | |
6 | 情報エントロピー | 2 | |
7 | 理解度確認演習3 | 2 | |
8 | 通信のモデル化 | 2 | |
9 | 送信器と受信器 | 2 | |
10 | 通信路と雑音 | 2 | |
11 | 理解度確認演習4 | 2 | |
12 | 情報源符号化(雑音無し) | 2 | |
13 | 雑音のある場合の符号化 | 2 | |
14 | 理解度確認演習5 | 2 | |
15 | 学年末試験 | 2 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | シャノンの通信系のモデルを理解し、高効率の符号化に関するシャノンの第1基本定理、雑音のある場合の第2基本定理に基づいて通信路容量が計算できるだけでなく、高度な誤り訂正符号について説明できる。 | シャノンの通信系のモデルを理解し、高効率の符号化に関するシャノンの第1基本定理、雑音のある場合の第2基本定理に基づいて通信路容量が計算できるだけでなく、基本的な誤り訂正符号について説明できる。 | シャノンの通信系のモデルを理解し、シャノンの第1基本定理、第2基本定理に基づいて通信路容量が計算できない。 | A・B・C |
2 | 情報通信に関する重要なパラメータであるエントロピーや相互情報量について理解し、概念的な情報源を状態遷移図を用いてモデル化、発生情報量を定量化できること、概念的な通信路を通信路線図を用いてモデル化、通信路容量を計算できることのみならず、現実的な情報源、通信路についても具体的に説明できる。 | 情報通信に関する重要なパラメータであるエントロピーや相互情報量について理解し、概念的な情報源を状態遷移図を用いてモデル化、発生情報量を定量化できること、概念的な通信路を通信路線図を用いてモデル化、通信路容量を計算できる。 | 情報源を状態遷移図を用いてモデル化や発生情報量を定量化がでない。通信路を通信路線図を用いてモデル化や通信路容量を計算できない。 | A・B・C |
到達度評価
課題演習等30%、学年末試験 70% ただし、授業時数の1/4を超えて欠席した者は、原則として単位を認定しない。 |
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履修上の注意
熱力学で用いられるエントロピーと情報量を表すエントロピーについても興味を持とう。対数の考え方についてもよく復習しておこう. |
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事前学習・自己学習・関連科目
本科目の理解には,数学A・B,確率統計学の知識を必要とする。また,熱力学,通信機器などの知識もあれば,なお深い理解が得られる。各自の学習進度に合わせて,予習復習に取り組んで下さい。
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学習・教育目標
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