授業科目 線形システム理論 |
担当教員 松木剛志 |
開講期 後期
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科目番号 620101 |
対象学年・学科・コース 1・2年 電子工学専攻 |
単位区分 選択必修 |
単位数 2単位 |
授業概要・授業方針
現代制御理論について講義する.ベクトルやノルムなどの数学の知識を復習しながら,古典制御と現代制御の違いを押さえつつ,状態空間における動的システムの表現方法や性質を学ぶ.
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到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
1 | 状態空間表現 | 1 | |
2 | 状態方程式の導出と解法 | 1 | |
3 | 可制御性と可観測性 | 1 | |
4 | モード展開 | 1 | |
5 | ベクトル空間の再考 | 1 | |
6 | 固有値・固有ベクトルの再考 | 1 | |
7 | Jordan形式と対角正準系 | 1 | |
8 | Kalmanの正準構造定理 | 1 | |
9 | 二次形式と正定性の判別 | 1 | |
10 | ノルム空間と位相空間 | 1 | |
11 | Lyapunovの安定定理 | 1 | |
12 | 極配置による制御系設計 | 2 | |
13 | 種々の最適制御問題 | 2 | |
14 | 最適性の原理とDP法 | 2 | |
15 | ハミルトニアンとMP法 | 2 | |
16 | 期末試験 | ||
17 | 試験解説 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | 動的システムを状態方程式で表現し,可制御性や可観測性,安定性について原理を理解した上で議論ができる. | 動的システムを状態方程式で表現し,可制御性や可観測性,安定性について議論ができる. | 動的システムを状態方程式で表現できず,可制御性や可観測性,安定性についても議論ができない. | A・B・C |
2 | 極配置や最適レギュレータの原理を理解して制御系設計ができる. | 極配置による制御系設計や最適レギュレータの設計ができる. | 極配置による制御系設計や最適レギュレータの設計ができない. | A・B・C |
到達度評価
定期試験100%で評価する.授業の欠席回数が1/4を超えた場合は,原則として単位を認定しない.
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履修上の注意 |
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事前学習・自己学習・関連科目
【事前学習】本科目の理解には,微分積分や行列,写像といった数学の基礎的な素養を必要とする. 【関連科目】計算機言語処理,信号処理,パワーエレクトロニクス,電気回路特論などの応用面 |
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学習・教育目標
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