過去の出来事・話題(2015年)に戻る

【8/18】小・中学校理科教員 夏季実技研修会を開催しました。

 8月18日(火)、小・中学校の理科教員を対象に夏季実技研修会(後援 新居浜市教育委員会)を開催しました。本研修会は、児童生徒の理科や科学技術に対する興味関心を高め、知的探求心を育成することを目的としており、教員に理科実験や専門的な内容を紹介する機会として、毎年開催しているもので、今回は19名の参加がありました。

 本年度は、「見て、聞いて、作って楽しい!授業でできるかんたん理科実験」、「生徒の興味を引くのに役立つ?かもしれない,小ネタ集partU」というテーマで研修会を行いました。

 午前の研修では、前半は光をテーマとして、塩水と水道水を使って2種類の虹をつくる実験や、光の三原色の組み合わせによってどんな色も表現できることをパソコンを用いて体感しました。また、黒い厚紙と虫眼鏡を用いた望遠鏡の作製を行いました。

 後半は、音をテーマとして、カップラーメンの容器を使ったスピーカーの紹介や、ストローを使った音の実験を行い、各自が様々な音を出し、会場内は大変盛り上がっていました。

 午後の研修では、4つの内容の研修を行いました。まず、授業で図形の体積を求める際に、式のみの説明よりも理解が深まる立体模型の紹介を行いました。

 続いて、金属の溶解体験として青銅鏡の作製を行い、錫に銅が溶け込む様子を観察しました。さらに、プラスチックのリサイクルについての説明を行った後、発泡スチロールをリモネンという化学物質で溶かす実験を行い、参加者は興味深く取り組んでいました。

 最後は、ヘロンの蒸気機関のしくみの説明行い、児童や生徒にも実際に体験してもらいたいドライアイスを使った実験等を行いました。

 主催したものづくり教育支援センターでは、地域に身近な高専として小・中学校の理科教育の一助となるよう、今後もこのような活動に取り組んでまいります。

2種類の虹をつくる実験
虫眼鏡を用いて作製した望遠鏡
立体模型の紹介
青銅鏡の作製
プラスチックの説明
ドライアイスを使った実験
過去の出来事・話題(2015年)に戻る