平成29年度 シラバス
授業科目
数値解析学及び演習
担当教員
長尾 桂子
開講期
通年
科目番号
620001
対象学年・学科・コース
1年 電子工学専攻
単位区分
必修
単位数
3単位
授業概要・授業方針
工学・生産技術の基礎となる諸問題を数値解析学的に解く方法を、理論とともにC(またはC++)言語を使用したパソコンでの演習を行う。ニュートン法、数値積分、常微分方程式の数値解法などの手法について学び、応用演習を行う。
到達目標
  1. ニュートン法の原理を説明でき、それを用いたプログラミング・実行・図示ができる。
  2. 数値積分法を説明でき、それを用いたプログラミング・実行ができる。
  3. 統計的な量について説明でき、配列を用いてそれを求めるプログラミング・実行ができる。
  4. 連立方程式の数値計算的な解法を説明でき、それを用いたプログラミング・実行・図示ができる。
  5. 常微分方程式の解法を説明でき、それを用いたプログラミング・実行・図示ができる。
教科書
配布プリント
参考書
なし
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 シラバスの説明、電子計算機の利用法
2 C(C++)言語:基本・演習
3 C(C++)言語:プログラミングの基本・演習
4 C(C++)言語:繰り返し処理・演習 1
5 C(C++)言語:繰り返し処理・演習 2
6 C(C++)言語:条件分岐・演習
7 C(C++)言語:関数・演習
8 ニュートン法:3次方程式1 1
9 ニュートン法:3次方程式2 1
10 ニュートン法:エクセルによる図示 1
11 数値積分:台形則 2
12 数値積分:シンプソンの公式 2
13 数値積分:きざみ幅と計算精度 2
14 数値積分:演習 2
15 融合・応用問題の演習 2
16 期末試験 1,2
17 試験返却と解答解説 1,2
後期 自己点検
1 C(C++)言語:配列 3
2 C(C++)言語:ファイル入出力 3
3 C(C++)言語:配列・演習:統計処理標準偏差 3
4 C(C++)言語:配列・演習:統計処理相関係数 3
5 連立方程式:ガウスの消去法1 4
6 連立方程式:ガウスの消去法2 4
7 連立方程式:ガウスの消去法3 4
8 連立方程式:電気回路 4
9 常微分方程式:オイラー法1 5
10 常微分方程式:オイラー法2 5
11 常微分方程式:ルンゲ・クッタ法 5
12 常微分方程式:両方法の比較検討、図示 5
13 高階常微分方程式と連立常微分方程式 5
14 高階常微分方程式:オイラー法 5
15 高階常微分方程式:ルンゲ・クッタ法 5
16 期末試験 3,4,5
17 試験返却と解答解説 3,4,5
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 ニュートン法の原理を説明でき、それを用いたプログラミング・実行・図示ができる。 ニュートン法の原理は説明できないが、それを用いたプログラミング・実行・図示が部分的にできる。 ニュートン法の原理を用いたプログラミング・実行・図示ができない。 A・B・C
2 数値積分法を説明でき、それを用いたプログラミング・実行ができる。 数値積分法は説明できないが、それを用いたプログラミング・実行が部分的にできる。 数値積分法を用いたプログラミング・実行ができない。 A・B・C
3 統計的な量について説明でき、配列を用いてそれを求めるプログラミング・実行ができる。 統計的な量について説明できないが、配列を用いてそれを求めるプログラミング・実行が部分的にできる。 統計的な量を求めるプログラミング・実行ができない。 A・B・C
4 連立方程式の数値計算的な解法を説明でき、それを用いたプログラミング・実行・図示ができる。 連立方程式の数値計算的な解法は説明できないが、それを用いたプログラミング・実行・図示が部分的にできる。 連立方程式の数値計算的な解法を用いたプログラミング・実行・図示ができない。 A・B・C
5 常微分方程式の解法を説明でき、それを用いたプログラミング・実行・図示ができる。 常微分方程式の解法は説明できないが、それを用いたプログラミング・実行・図示が部分的にできる。 常微分方程式の解法を用いたプログラミング・実行・図示ができない。 A・B・C
到達度評価
定期試験を70%、演習課題(授業中に行う演習+自宅学習課題)を30%で評価する。なお、欠課時間数が総授業時間の1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
履修上の注意
授業内容の定着を図るために演習やコンピュータによるトレーニングを行うので、積極的に参加すること。
事前学習・自己学習・関連科目
授業で学んだ内容は次回以降の授業で更に発展させて使っていく。授業後は配布プリントを読んでしっかり復習しておくこと。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学) A-1