平成29年度 シラバス
授業科目
特別研究2
担当教員
特別研究指導教員
開講期
通年
科目番号
630020
対象学年・学科・コース
2年 生物応用化学専攻
単位区分
必修
単位数
3単位
授業概要・授業方針
応用化学と生物工学に関する高度な専門知識と実験技術、自主的・計画的に研究を推進できる能力、さらには社会の要求に対応して新しい技術を提起できる能力を身につけることを目的として、個別のテーマを持って研究を実施する。また、論文作成や研究発表を通して、文章表現能力とプレゼンテーション能力を会得する。
到達目標
  1. 研究テーマの目的を、社会的背景や既往の研究と関連づけて理解できること。
  2. 研究目的に沿って実験計画を立案し、それに従って実験を遂行できること。また、実験結果に応じて計画の変更を提案できること。
  3. 得られた実験データを整理し、論理的な解釈ができること。
  4. 実験成果を取りまとめ、論理的に文書で記述できること。
  5. 実験成果を学会等で発表し、討論において的確に受け答えができること。
教科書
各指導教員に委ねる。
参考書
各指導教員に委ねる。
授業要目
 特別研究1から引き続いて、学生各自が研究テーマを持ち、各指導教員の下に研究を行う。テーマの分野は次の通りである。

 乳酸菌などの抗腫瘍性に関する研究、油脂分解菌に関する研究、全固体型イオン電極に関する研究、ガスセンサの開発、
 機能性色素の合成、機能性食品の開発、ナノファイバーの開発、リポソーム膜の可溶化、新規機能性セラミックスの開発、
 環境汚染物質の微生物分解、界面活性剤を用いたタンパク質の分離、溶媒抽出法による着色排水の処理、
 高分子と界面活性剤の相互作用、光機能性分子の合成と応用、生分解性高分子の合成と実用化、
 逆ミセルを用いたタンパク質の抽出分離、薬剤放散デバイスの開発、環境応答性高分子溶液の機構解明とその応用 等。

学年末に発表会を実施し、特別研究論文を提出する。また、学会等において1回は必ず発表を行うことを目標とする。
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 研究テーマの目的を、社会的背景や既往の研究と関連付けて理解できる。また、自分の研究結果を踏まえて解決すべき課題を設定できる。 研究テーマの目的を、社会的背景や既往の研究と関連付けて理解できる。 研究テーマの目的を、社会的背景や既往の研究と関連付けて理解できない。 A・B・C
2 研究目的に沿って実験計画を立案し、それに従って実験を遂行できる。また、実験結果に応じて計画の変更を提案できる。 研究目的に沿って実験計画を立案し、それに従って実験を遂行できる。 研究目的に沿って実験計画を立案できない。 A・B・C
3 得られた実験データを整理し、論理的に考察ができる。 得られた実験データから導かれる解釈を正しく理解し、論理的に説明できる。 得られた実験データから導かれる解釈を論理的に説明できない。 A・B・C
4 実験成果を取りまとめ、図表などを用いて研究内容を論理的に構成し、文章で記述できる。 実験成果を取りまとめ、図表などを用いて研究内容を論理的に文章で記述できる。 図表などを用いて研究内容を論理的に文章で記述できない。 A・B・C
5 実験成果を学会等で発表し、討論において的確に受け答えができる。 実験成果を学会等で発表し、討論において受け答えができる。 実験成果を学会等で発表できない。
討論において受け答えができない。
A・B・C
到達度評価
年1回以上の学会発表(20%)、特別研究発表(20%)、論文(60%)で評価する。ただし、各項目毎に60点以上の評価がなされなければならない。
履修上の注意
長期間に渡って、各自が1つのテーマに取り組むことになるので、自身の研究分野の背景・基礎知識を学びながら、しっかりとした計画の下に自主的に研究を遂行し、得られた研究成果を論理的にまとめ、外部に発信してもらいたい。同時に、論文作成や学会・報告会にての発表を通じて、文章表現能力およびプレゼンテーション能力の向上も心がけてほしい。
事前学習・自己学習・関連科目
本科目は、専攻科1年の特別研究1から続く科目であり、専攻科2年間の総まとめの科目である。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学) B-4、C-1、D-1、D-2、D-3
(電子工学)