平成29年度 シラバス
授業科目
特別研究1
担当教員
特別研究指導教員
開講期
通年
科目番号
630019
対象学年・学科・コース
1年 生物応用化学専攻
単位区分
必修
単位数
2単位
授業概要・授業方針
応用化学と生物工学に関する高度な専門知識と実験技術、自主的・計画的に研究を推進できる能力、さらには社会の要求に対応して新しい技術を提起できる能力を身につけることを目的として、個別のテーマを持って研究を実施する。また、研究報告書作成、論文作成、研究発表を通して、文章表現能力とプレゼンテーション能力を会得する。
到達目標
  1. 研究テーマの目的を、社会的背景や既往の研究と関連づけて理解できること。
  2. 研究目的に沿って実験計画を立案し、それに従って実験を遂行できること。また、実験結果に応じて計画の変更を提案できること。
  3. 得られた実験データを整理し、論理的な解釈ができること。
  4. 実験成果を取りまとめ、論理的に文書で記述できること。
  5. 実験成果を学会等で発表し、討論において的確に受け答えができること。
教科書
各指導教員に委ねる。
参考書
各指導教員に委ねる。
授業要目
 学生各自が研究テーマを持ち、各指導教員の下に研究を行う。テーマの分野は次の通りである。
 
 乳酸菌などの抗腫瘍性に関する研究、油脂分解菌に関する研究、全固体型イオン電極に関する研究、ガスセンサの開発、
 機能性色素の合成、機能性食品の開発、ナノファイバーの開発、リポソーム膜の可溶化、新規機能性セラミックスの開発、
 環境汚染物質の微生物分解、界面活性剤を用いたタンパク質の分離、溶媒抽出法による着色排水の処理、
 高分子と界面活性剤の相互作用、光機能性分子の合成と応用、生分解性高分子の合成と実用化、
 逆ミセルを用いたタンパク質の抽出分離、薬剤放散デバイスの開発、環境応答性高分子溶液の機構解明とその応用 等。

前期末と学年末に報告書を提出する。また、学会等において1回は発表を行うことを目標とする。
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 研究テーマの目的を、社会的背景や既往の研究と関連づけて理解し論理的に説明できる 研究テーマの目的を、社会的背景や既往の研究と関連づけて理解できる 研究テーマの目的を、社会的背景や既往の研究と関連づけて理解できない A・B・C
2 研究目的に沿って実験計画を立案し、それに従って実験を遂行できること。また、実験結果に応じて計画の変更を提案できる。 研究目的に沿って実験計画を立案し、それに従って実験を遂行できる。 研究目的に沿って実験計画を立案し、それに従って実験を遂行できない。 A・B・C
3 得られた実験データを整理し、論理的な解釈ができ詳しく説明できる。 得られた実験データを整理し、論理的な解釈ができる。 得られた実験データを整理し、論理的な解釈ができない。 A・B・C
4 実験成果を取りまとめ、成果の意義を含めて論理的に文書で記述できる。 実験成果を取りまとめ、論理的に文書で記述できる。 実験成果を取りまとめ、論理的に文書で記述できない。 A・B・C
5 実験成果を学会等で発表し、討論において的確に受け答えができる。 実験成果を学会等で発表することができる。 実験成果を学会等で発表することができない。 A・B・C
到達度評価
前期末と学年末に提出する報告書(各50%)で評価する。 ただし、ともに60点以上の評価がなされなければならない。
履修上の注意
長期間に渡って、各自が1つのテーマに取り組むことになるので、自身の研究分野の背景・基礎知識を学びながら 、しっかりとした計画の下に自主的に研究を遂行してもらいたい。 文章表現能力およびプレゼンテーション能力の向上も心がけてほしい。同時に、チームでの協働力を養う短期間でのトレーニングも組みこむので積極的に活動し、社会に出た時の礎としてほしい。
事前学習・自己学習・関連科目
本科目は、JABEEプログラムにおいては本科5年の卒業研究に続く科目であり、 専攻科では2年の特別研究2につながる。
事前学習としては、各専門科目を修得しておくこと。不足していると思われる点については、自分から積極的に調べて学習すること。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学) B-4、C-1、D-1、D-2、D-3
(電子工学)