| 授業科目 環境化学特論 |
担当教員 中川 克彦・兵田 俊治 |
開講期 集中講義
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| 科目番号 630007 |
対象学年・学科・コース 1年、2年 生物応用化学専攻 |
単位区分 必修 |
単位数 1単位 |
| 授業概要・授業方針
本講義では、本校が立地する愛媛県新居浜市、東日本大震災の被災地における環境回復への取組みを学び、化学技術者に必要な環境問題に関する知識と考え方を化学やバイオの立場から習得させるとともに、環境保全と人間の健康安全をはかり、社会を持続可能にする方法について自分の意見を発表できることを目標とする。 |
到達目標
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| 授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
| 1 | 身の回りにおける環境問題について考えてみよう（別子銅山開発から新居浜の環境問題への取り組みについて）。 愛媛県新居浜地区における環境問題への取り組み（対策） | 1 | |
| 2 | 技術者としての環境倫理について（グリーンケミストリー）および製造現場における環境への取り組み（化学物質管理、リスクアセスメント、MSDS）、環境への負荷が少ない化学物質をデザインする（毒性、安全性、PL法、廃棄処理法など） | 1,2 | |
| 3 | 2011年3月11日、被災地の環境回復に向けた取り組みについて考え、まとめる | 1,2 | |
| 4 | 持続的社会のための化学技術（太陽光発電、燃料電池などの最新トピックスについて）調べ、まとめる | 1-3 | |
| 5 | 第３週、第４週のまとめについてプレゼンを行う。 | 1-3 | |
| 6 | 環境問題とバイオテクノロジーのかかわり | 1-3 | |
| 7 | バイオマスとは（生物による廃棄物、生産系、自然系;生物学的変換として嫌気・好気培養、コンポスト化）、バイオマテリアルとは（バイオ精錬、食品ゴミの活用など） | 3 | |
| 8 | バイオ・プロセスによる物質の合成（製紙汚泥からの化学品生成など）について調査、まとめる | 3 | |
| 9 | 微生物を活用した水処理技術および微生物による環境浄化（バイオレメディエーション）について調査、まとめる | 1-3 | |
| 10 | 生物作用を利用した環境浄化についてプレゼンを行う。 | 1-3 |
| 到達達成度の指標（ルーブリック） |
| 到達 目標 |
理想的なレベル（Ａ）の目安 | 標準的なレベル（Ｂ）の目安 | 未到達なレベル（Ｃ）の目安 | 自己評価 |
| 1 | 身近な環境問題について、これまでの経緯、対策および課題を理解し、正確に説明できること。 | 身近な環境問題について、これまでの経緯、対策および課題について概要を説明できること。 | 身近な環境問題について、これまでの経緯、対策および課題について概要を説明できない。 | Ａ・Ｂ・Ｃ |
| 2 | グリーン化学製品についてグリーンケミストリーの観点から理解し、正確に評価ができること。 | グリーン化学製品についてグリーンケミストリーの観点から概要を説明できること。 | グリーン化学製品についてグリーンケミストリーの観点から概要を説明できない。 | Ａ・Ｂ・Ｃ |
| 3 | 環境問題とバイオテクノロジーの関係について理解し、正確に評価ができること。 | 環境問題とバイオテクノロジーの関係について概要を説明できること。 | 環境問題とバイオテクノロジーの関係について概要を説明できない。 | Ａ・Ｂ・Ｃ |
| 到達度評価
レポート課題を80%、プレゼンテーション（原稿のまとめ方、表現法、質疑応答 など）20%として評価する。
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| 履修上の注意
これまでの本科の講義・実験などにおいて環境問題がとりあげられ、環境問題は身近で重要な問題なのである。本科目では、化学や生物工学に携わる者として何ができるのか、何をすべきか、深く掘り下げて考え、自分の意見をしっかり表現できることを目指して欲しい。
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| 事前学習・自己学習・関連科目
本科目は、環境化学の専門基礎科目である無機化学、分析化学、有機化学、物理化学、生物化学などと本科5年次の環境化学を習得しておくことが重要であり、先端化学産業概論、有機合成化学へ続く科目である。なお、本科目は隔年開講である。
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学習・教育目標
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