授業科目 回路理論3 |
担当教員 若林 誠 |
開講期 後期
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科目番号 121427 |
対象学年・学科・コース 4年 電気情報工学科 |
単位区分 選択必修 学修単位 |
単位数 1単位 |
授業概要・授業方針
フーリエ級数及び、ひずみ波交流の概念について学習し、ひずみ波交流をフーリエ級数を用いて表現する方法を学習する。また、電気回路における過渡現象の概念を理解し、その解析方法を学ぶ。
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到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
1 | フーリエ級数の概念 | 1 | |
2 | フーリエ係数の計算 1 | 1,2 | |
3 | フーリエ係数の計算 2 | 1,2 | |
4 | フーリエ係数の計算 3 及び演習問題 | 1,2 | |
5 | ひずみ波交流の概念とその諸量 | 1 | |
6 | ひずみ波交流の諸量 | 1 | |
7 | ひずみ波交流に対するフーリエ級数展開 | 1,2 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 試験返却とまとめ | 1,2 | |
10 | 過渡現象の概念 | 3 | |
11 | 直流電源回路の過渡現象 1 | 3,4 | |
12 | 直流電源回路の過渡現象 2 | 3,4 | |
13 | 複エネルギー回路 1 | 3,4 | |
14 | 複エネルギー回路 2 | 3,4 | |
15 | 交流電源回路の過渡現象 | 3,4 | |
16 | 期末試験 | ||
17 | 試験返却とまとめ | 3,4 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | フーリエ級数展開及び、ひずみ波交流の概念を理解できる | フーリエ級数展開及び、ひずみ波交流のうち一方の概念は理解できる | フーリエ級数展開及び、ひずみ波交流の概念を理解できない | A・B・C |
2 | いろいろなひずみ波交流に対し、フーリエ級数展開ができる | 比較的単純なひずみ波交流に対し、フーリエ級数展開ができる | ひずみ波交流に対し、フーリエ級数展開ができない | A・B・C |
3 | 過渡現象の概念を理解でき、微分方程式を立てられる | 過渡現象の概念を理解できるが、微分方程式を立てられない | 過渡現象の概念を理解できない | A・B・C |
4 | 微分方程式を解き、その解の時間変化を図示した上で、物理的意味が分かること | 微分方程式を解き、その解の時間変化を図示できるが、物理的意味が分からない | 微分方程式を解くことができない | A・B・C |
到達度評価
定期試験(範囲が広い場合に各定期試験を2回以上に分ける場合がある)を70%、提出物を30%で評価する。 この科目は学修単位科目であるので、(45時間−講義時間)以上の自学自習を必要とする。 したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(45時間−講義時間)×3 /4} 時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。 (各課題ごとの時間は担当教員が設定する。) |
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履修上の注意
電気回路の問題を解くことは、電気電子工学の重要な基礎能力の一つであり、電気系のどの科目にも通じるものである。フーリエ級数展開は、数式としては複雑に見えるが、それに至る一つ一つの基本的プロセスをきちんと理解すること。過渡現象は、微分方程式を解くだけでなく、得られた解の物理的意味が分かるように努めること。 電気工事士・電気主任技術者関連科目である。 |
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事前学習・自己学習・関連科目
事前学習:微分方程式、三角関数、ラプラス変換の勉強をしておくこと。三角関数・指数関数の微分・積分は特に重要である。 自己学習:教科書には多くの演習問題が掲載されているので、授業や演習で扱う以外にも、できる限り多くの演習問題に接し、問題を解く要領を会得してほしい。 関連科目:回路理論1、回路理論2、自動制御1 |
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学習・教育目標
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