平成28年度 シラバス
授業科目
応用数学C
担当教員
千葉克夫
開講期
通年
科目番号
140401
対象学年・学科・コース
4年 生物応用化学科
単位区分
選択必修
単位数
2単位
授業概要・授業方針
工学の基礎となるベクトル解析を学習する。前期は曲線、曲面および勾配、発散、回転等の計算及びそれらの物理的内容について学習する。後期は線積分、面積分について学習する。
授業は教科書をもとに講義を中心に行う。授業内容をより定着させるため、できるだけ多く問題演習を行う。
到達目標
  1. ベクトルの内積・外積、時間変化・微分、速度ベクトルの計算および応用ができること
  2. 空間曲線、曲面について理解し、曲線の長さ、曲率、曲面の面積が求められること
  3. 勾配、発散、回転の計算ができること
  4. 線積分の計算と、グリーンの定理の応用ができること
  5. 面積分の計算と、発散定理、スト−クスの定理の応用ができること
教科書
新応用数学 佐藤志保 著 大日本図書
新応用数学問題集 嶋野和史 著 大日本図書
参考書
なし
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 ベクトル
2 ベクトルの内積
3 ベクトルの外積
4 ベクトル関数
5 曲線、曲面
6 速度ベクトル、加速度ベクトル
7 問題演習
8 中間試験
9 試験返却、スカラー場とベクトル場
10 勾配
11 発散
12 回転
13 発散と回転の応用
14 問題演習
15 問題演習
16 期末試験
17 試験返却
後期 自己点検
1 線積分(1)
2 線積分(2)
3 2重積分
4 グリーンの定理(1)
5 グリーンの定理(2)
6 面積分(1)
7 面積分(2)
8 中間試験
9 試験返却、3重積分
10 ガウスの発散定理(1)
11 ガウスの発散定理(2)
12 ストークスの定理(1)
13 ストークスの定理(2)
14 問題演習
15 問題演習
16 期末試験
17 試験返却、復習
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 ベクトルの内積・外積、時間変化・微分、速度ベクトルの物理的な意味を理解し,応用できる ベクトルの内積・外積、時間変化・微分、速度ベクトルを求めることができる ベクトルの内積・外積、時間変化・微分、速度ベクトルを求めることができない A・B・C
2 さまざまな空間曲線、曲面についてし、曲線の長さ、曲率、曲面の面積が求められることができる 基本的な空間曲線、曲面について、曲線の長さ、曲率、曲面の面積が求められることができる 曲線の長さ、曲率、曲面の面積が求められることができない A・B・C
3 勾配、発散、回転の物理的な意味を理解し、応用できる 勾配、発散、回転を求めることができる 勾配、発散、回転の計算ができない A・B・C
4 複雑な線積分の計算ができ、グリーンの定理を様々な場面に応用できる 基本的な線積分の計算と、グリーンの定理を利用した積分の計算ができる 線積分の計算とグリーンの定理の利用ができない A・B・C
5 複雑な面積分の計算と、発散定理、スト−クスの定理を様々な場面に応用できる 基本的な面積分の計算と、発散定理、スト−クスの定理を利用した積分の計算ができる 面積分の計算と、発散定理、スト−クスの定理の利用ができない A・B・C
到達度評価
定期試験を80%、課題提出を20%として評価する
履修上の注意
5年生への進級条件,卒業条件に関する選択必修科目のひとつとなっています.履修要覧をよく確認してください.
事前学習・自己学習・関連科目
本授業は工学の基礎であり、将来における応用範囲は広い。1年から3年まで学習した数学、特に微分積分、ベクトル及び行列式について理解していることが必要である。それらの復習を十分行って欲しい。また、専門科目との関連及び実用例に関心をもって理解を深めて欲しい。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学) B-1
(電子工学)