平成28年度 シラバス
授業科目
信号処理
担当教員
松友真哉
開講期
前期
科目番号
620104
対象学年・学科・コース
1年年 電子工学専攻
単位区分
選択必修
単位数
2単位
授業概要・授業方針
コンピュータを用いてディジタル信号処理を行うための基礎知識を講義およびプログラミング演習を通して体得させる。プログラミング演習はC言語を用いて行い、コンピュータ活用に関する基礎知識についても講義する。移動平均、フーリエ解析の基礎などの信号処理に必要な基礎知識を工学と関連付けて活用する能力を身につけることを目標とする。
到達目標
  1. フーリエ級数展開の基本的計算ができ、信号処理に応用できること。
  2. 高速フーリエ変換とディジタル・フィルタの利用方法が理解できること。
教科書
高専学生のためのディジタル信号処理  酒井幸市 著  (コロナ社)
参考書
実践ディジタル・フィルタ設計入門  岩田利王 著  (CQ出版社)
わかりやすいディジタル信号処理  辻井重男、久保田一 著  (オーム社)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 標本化定理とエイリアシング 1,2
2 移動平均 1,2
3 波形の復元 1,2
4 フーリエ級数の数学的基礎 1
5 実フーリエ級数展開 1 1
6 実フーリエ級数展開 2 1
7 フーリエ級数展開と線スペクトル 1
8 離散フーリエ変換 1
9 離散フーリエ変換のプログラム作成 1
10 窓関数とその応用 1,2
11 高速フーリエ変換 1,2
12 信号処理プログラム演習1 1,2
13 信号処理プログラム演習2 1,2
14 FIRフィルタとIIRフィルタ 1,2
15 ディジタル信号処理の応用例 1 1,2
16 ディジタル信号処理の応用例 2 1,2
17 期末試験 1,2
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 フーリエ級数展開の基本的計算ができ、信号処理に応用できる。 フーリエ級数展開の基本的計算ができる。 フーリエ級数展開の基本的計算ができない。 A・B・C
2 高速フーリエ変換とディジタル・フィルタの利用方法が説明できる。 高速フーリエ変換とディジタル・フィルタについて挙げられる。 高速フーリエ変換とディジタル・フィルタについて挙げられない。 A・B・C
到達度評価
期末試験60%、パソコン演習課題40%で評価する。
履修上の注意
事前学習・自己学習・関連科目
三角関数の積分、オイラーの公式など数学の基礎知識が必要です。授業を聴いて理解不十分と思った時には「高専の数学」などで復習して下さい。
関連科目は、線形システム理論、生体情報工学
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学) A-2