今日の高度な技術社会を支え、発展させるため、ものづくりの根本を担う材料に対する要望はますます高度で厳しいものとなっている。工業製品の小型・軽量化、高機能化に対する問題解決能力とともに、環境・エネルギー問題や循環型社会の構築に配慮した視点を併せ持つ問題解決能力が求められています。
環境材料工学コースでは、環境への影響、エネルギー問題や循環型社会の構築に配慮しつつ、工業材料（金属材料、無機材料、高分子材料等）分野において、形あるものづくりを素材の選択から機能の付与、加工を含めて工学的な境界領域の無い一体のシステムとして把握し、問題の解決を図ることのできる技術者の育成を目指します。即ち、地球環境にやさしい工業製品の生産のために、出発点である材料の開発段階から生産、消費、廃棄に至るまでの一連の過程を含めた材料設計のできる実践的な応用能力を持つ材料技術者の育成を目指します。
