平成29年度 シラバス
授業科目
卒業研究
担当教員
機械工学科全教員
開講期
通年
科目番号
110514
対象学年・学科・コース
5年 機械工学科
単位区分
必修
単位数
12単位
授業概要・授業方針
1.前期では、4年の創造設計製作で実施した概念設計結果に基づいて部品を製作し組み立てるための詳細設計の演習を含む。
2.研究テーマへの自主的な取組みを通して、学んだ専門知識を活用する能力、計画的な設計製作等の技術力、ITに関する知識、問題発見と改善力、実験結果を解析し議論する能力、プレゼンテーション能力などを実践的に身に付ける。
到達目標
  1. 研究テーマの目的を、社会的背景や既往の研究と関連づけて理解できる。
  2. 計画に沿って研究を遂行し、その結果を分かり易く整理して記録できる。
  3. 研究成果を取りまとめ、適切な構成で論理的に記述できる。
  4. 研究成果を口頭で発表し、討論において自分の考えを基に的確に応答ができる。
  5. 概念設計レベルの情報から、製作可能な機械部品図や、組立図が作成できる。
  6. 学んだ専門知識や予測計算により、機械を構成する部品の要求仕様を検討できる。
  7. 機械の構成部品が仕様目標を達成できるかを評価し、論理的に結果を説明できる。
教科書
各教員に委ねる。
参考書
各教員に委ねる。
授業要目
 学生各自が研究テーマを持ち、各教員の指導のもとに研究を行う。

テーマの分野は次の通りである。   

材料力学・材料試験
熱工学・シミュレーション
流体工学
信号処理・モデリング・制御
工業材料
生産加工
ロボットの設計・製作
福祉・介護機器
他、機械工学に関連する分野
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 研究テーマの目的を、社会的背景や過去の研究と関連づけて理解できる。 研究テーマの目的を理解できる。 研究テーマの目的の理解が不十分である。 A・B・C
2 計画に沿って研究を遂行し、その結果を分かり易く整理して記録できる。 計画に沿って研究を遂行し、その結果を記録できる。 計画に沿って研究を遂行できず、記録も不十分である。 A・B・C
3 研究成果を取りまとめ、適切な構成で論理的に記述できる。 研究成果を取りまとめ、論理的に記述できる。 あいまいな表現が多く、論理的な記述ができない。 A・B・C
4 研究成果を口頭で発表し、討論において自分の考えを基に的確に応答ができる。 研究成果を口頭で発表し、討論において応答ができる。 研究成果を口頭で発表し、討論における質疑応答が不十分である。 A・B・C
5 概念設計レベルの情報から、加工や組立方法を考慮して製作可能な図面を作成できる。 概念設計レベルの情報から、製作可能な図面を作成できる。 概念設計レベルの情報から図面を作成できるが、製作が困難である。 A・B・C
6 学んだ専門知識や予測計算により、機械を構成する部品の要求仕様を多面的な観点から検討できる。 学んだ専門知識や予測計算により、機械を構成する部品の要求仕様を検討できる。 機械を構成する部品の要求仕様を検討でない。 A・B・C
7 機械の構成部品が仕様目標を達成できるかを評価し、論理的に結果を説明できる。 機械の構成部品が仕様目標を達成できるかを評価できる。 機械の構成部品が仕様目標を達成できるかを評価できない。 A・B・C
到達度評価
1. 創造設計製図 10%
2. 発表,質疑応答10%、卒業研究報告書40%、日常の研究状況報告(卒研ノート)40%
※ただし、上記実施内容について、各項目がすべて6割以上の評価であることが求められる。
履修上の注意
これまでの講義内容や、図書館、インターネットなどの幅広い情報を総括して、自主的に研究課題に取り組み、問題を解決する習慣を身に付けること。また、研究課題を見極め、研究目標を正しく定めた上で、いかに合理的な方法で実現できるかを、研究スタッフ同士の協調作業のためのコミュニケーション力を身に付けて欲しい。長い研究期間を設けてはいるが、時間割りに定められた時間のみならず、放課後や長期休暇中の自主的な研究の取り組みが期待されている。
事前学習・自己学習・関連科目
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース) C-1、C-2,E-1
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)