授業科目 メカトロニクス応用 |
担当教員 今西 望 |
開講期 通年
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科目番号 110408 |
対象学年・学科・コース 4年 機械工学科 |
単位区分 選択必修 |
単位数 2単位 |
授業概要・授業方針
制御を実装するためには,様々な要素を習得しなければならない.本講義では,メカトロニクス基礎で学んだ制御システムを構築するためのセンサ,コントローラ,アクチュエータなどを解説する.
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到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
前期 |
1 | メカトロニクスとは | 1 | |
2 | 電気回路の基礎 | 2 | |
3 | RLC回路系 | 2 | |
4 | バネ・マス・ダッシュポット系 | 2 | |
5 | タンク系 | 2 | |
6 | システム | 2,3 | |
7 | ラプラス変換 | 2,3 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 伝達関数 | 2,3 | |
10 | 逆ラプラス変換 | 3 | |
11 | システムの応答 | 3 | |
12 | システムのアナロジー | 3 | |
13 | 電気系と機械系の融合 | 3 | |
14 | DCモータの数学モデル1 | 2,3 | |
15 | DCモータの数学モデル2 | 3 | |
16 | 期末試験 | ||
17 | フィードバック制御の要素技術 | 1 |
後期 | 自己点検 |
1 | センサとは | 1 | |
2 | 様々なセンサの原理 | 4 | |
3 | センサの特性 | 4 | |
4 | アクチュエータとは | 5 | |
5 | 様々なアクチュエータの原理(油圧,空気圧) | 5 | |
6 | 様々なアクチュエータの原理(モータ) | 5 | |
7 | DCモータの制御 | 5 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 電子回路の基礎 | 2,6 | |
10 | コントローラとは | 6 | |
11 | コンピュータの仕組み | 6 | |
12 | プログラム | 6 | |
13 | コントローラの設計 | 7 | |
14 | コントローラの実装 | 8 | |
15 | 上位システムの設計 | 7,8 | |
16 | 期末試験 | ||
17 | 古典制御理論 | 1 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | 制御とは何かが説明できる | 制御が理解できている | 制御が理解できていない | A・B・C |
2 | モデリングができる | モデリングの概念が理解できる | モデリングが理解できていない | A・B・C |
3 | ラプラス変換・逆ラプラス変換が活用できる | ラプラス変換が活用できる | ラプラス変換が活用できない | A・B・C |
4 | センサの種類と原理が理解できる | センサの種類が理解できる | センサが理解できていない | A・B・C |
5 | アクチュエータの種類と原理が理解できる | アクチュエータの種類が理解できる | アクチュエータが理解できていない | A・B・C |
6 | コントローラの仕組みが理解できる | コントローラが理解できる | コントローラが理解できていない | A・B・C |
7 | PID制御などが理解できている | フィードバック制御系の設計が理解できる | フィードバック制御系が理解ができない | A・B・C |
8 | マイクロコンピュータなどの実装が理解できる | フィードバック制御系の実装が理解できる | フィードバック制御系が理解できない | A・B・C |
到達度評価
定期試験の成績を80%,提出物を20%で評価する.
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履修上の注意
履修上の注意:機械を思いどおりに動かすためには,機構設計・機械加工が重要ですが,さらに複雑な動きを自動的に行わせるには,制御工学の知識を活用したコンピュータ制御が必要となります.その中でも広く使われているフィードバック制御の考え方やセンサやアクチュエータなどの制御要素からそれらを用いた設計事例を紹介しますので,本質を理解するように努めてください.
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事前学習・自己学習・関連科目
事前学習:メカトロニクス基礎や応用物理1のノート等を見ておきましょう. 関連科目:メカトロニクス基礎,応用物理1,電気工学概論1. |
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学習・教育目標
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