平成29年度 シラバス
授業科目
機械工学入門
担当教員
吉川貴士
開講期
後期
科目番号
110101
対象学年・学科・コース
1 機械工学科
単位区分

単位数
1単位
授業概要・授業方針
ものづくり・設計の基本であるアイデアの創出方法・アイデアの具現化およびプレゼンテーションスキルを学ぶ。
到達目標
  1. アイデアの創出方法を使い、アイデアを創出できる
  2. 与えられた課題を解決するために、コンセプトに基づく複数のアイデアを創出し、その具現化ができる
  3. プレゼンテーションの意味(論理的思考)を理解し、他者を納得させることができる
  4. ITプレゼンテーションに用いる資料作りができる
教科書
基礎から学ぶ機械工学 門田和雄著 (ソフトバンク・クリエイティブ)
プリント
参考書
新しい機械の教科書 門田和雄著 (オーム社)
図解雑学機械のしくみ 大矢浩史監修 (ナツメ社) 
プレゼンテーション力を鍛えるトレーニングブック 柴田正幸著 (かんき出版)
創造力育成の方法 塚本真也著 (森北出版)
モノづくり解体新書 一の巻/ (日刊工業新聞社)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 概要・評価方法などの説明
2 創造力を豊かにする方法
3 身近に用いられている機械要素・機構(メカニズム)
4 からくりペーパークラフト作製
5 ペーパークラフト発表
6 ものづくりとは
7 開発教育(資源・製品)
8 設計について
9 課題に応じた製作コンセプトの決定
10 アイデアの具体化(設計仕様)
11 アイデアの絞り込み
12 アイデアの具現化(簡易図面の製作)
13 プレゼンテーションとは
14 プレゼン資料
15 アイデアのプレゼンテーション
16 期末試験
17 自己評価
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 アイデアの創出法を活用し、多面的なアイデアを多数創出することができる アイデアの創出法を理解し、活用できる アイデアの創出数が数個程度 A・B・C
2 コンセプトに基づいたアイデアを複数創出し、最適解(より良い解の選択)を具現化できる 解の具現化を行うことができる アイデアを具現化できない A・B・C
3 他者を納得させるプレゼンテーションを行うことができる 時間内にわかりやすい発表ができる 単なる報告内容の発表 A・B・C
4 聴者が見やすく・伝えたいことが印象に残るプレゼン資料を作製することができる 伝えたいことが、誤解なく伝わる資料を作製することができる 原稿のような資料・内容をイメージし難い資料 A・B・C
到達度評価
定期試験(科目内容の理解)50%、プレゼンテーション20%、アイデア力10%、提出物20%で評価する。
履修上の注意
履修上の注意:実際にものづくりを体験し、簡易な中にも奥深さ・醍醐味を感じることができるためには、能動的な受講・行動が大切です。また、発表とプレゼンテーションの違いを意識し、取り組むことが重要です。また、日常の中に機械工学科で学ぶメカニズム(要素の相対的動き)がどのような形で存在しているかを意識し、主体的に学習することが重要です。
事前学習・自己学習・関連科目
・自学自習:授業時間だけでは作業時間が無いので、主体的に時間を作って学習することが重要です。

・関連科目:本科目は科目名から想像できるように、今後、ものづくり(エンジニアリングデザイン能力)関連科目の基礎となります。