環境材料工学演習シラバス

授業科目環境材料工学演習	担当教員新田敦己、高見静香		開講期通年
科目番号 151203	対象学年・学科・コース 2年環境材料工学科	単位区分選択必修	単位数 2単位

授業概要・授業方針

材料工学の専門基礎として重要な物理に関する導入教育を行う。授業では材料工学に関係する物理の演習を中心に行い、これらの理解度を深める。この基礎知識をベースとして、今後増えてくる材料工学専門科目内容の学習定着率を向上させる。

到達目標

速度、加速度に関する基礎問題が解けること。
力の釣り合いに関する基礎問題が解けること。
運動方程式を作り、基礎問題が解けること。
エネルギー保存の法則が理解でき基礎問題が解けること。
熱、温度と仕事の関係が理解でき、基礎問題が解けること。

教科書: シグマ基本問題集物理基礎　文英堂編集部編　文英堂
参考書: 高専テキストシリーズ　物理上　力学・波動　　潮　秀樹他　森北出版; 高専テキストシリーズ　物理下　熱・電磁気・原子　　潮　秀樹他　森北出版; 高専テキストシリーズ　物理問題集　潮　秀樹他　森北出版

授業要目	到達目標との対応	自己点検
前期

1	速さと速度①	1
2	速さと速度②、加速度①	1
3	加速度②、空中での落体運動①	1
4	空中での落体運動②	1
5	力の性質①	2
6	力の性質②	2
7	練習問題（各アドバイザー）
8	中間試験
9	試験返却
10	運動の法則①	2
11	運動の法則②	2
12	いろいろな力のはたらき①	3
13	いろいろな力のはたらき②、いろいろな力による等加速度運動①	3
14	いろいろな力による等加速度運動②	3
15	練習問題（各アドバイザー）
16	期末試験
17	試験返却

後期

自己点検

1	仕事と力学的エネルギー（１）	4
2	仕事と力学的エネルギー（２）	4
3	仕事と力学的エネルギー（３）	4
4	力学的エネルギー保存の法則（１）	4
5	力学的エネルギー保存の法則（２）	4
6	力学的エネルギー保存の法則（３）	4
7	練習問題（各アドバイザー）
8	中間試験
9	試験返却
10	熱と温度（１）	5
11	熱と温度（２）	5
12	熱と仕事（１）	5
13	熱と仕事（２）	5
14	エネルギーの変換と保存	5
15	練習問題（各アドバイザー）
16	期末試験
17	試験返却

到達達成度の指標（ルーブリック）

到達目標	理想的なレベル（Ａ）の目安	標準的なレベル（Ｂ）の目安	未到達なレベル（Ｃ）の目安	自己評価
1	速度、加速度に関する応用問題が解けること。	速度、加速度に関する基礎問題が解けること。	速度、加速度に関する基礎問題が解けない。	Ａ・Ｂ・Ｃ
2	力の釣り合いに関する応用問題が解けること。	力の釣り合いに関する基礎問題が解けること。	力の釣り合いに関する基礎問題が解けない。	Ａ・Ｂ・Ｃ
3	運動方程式を作ることができ、応用問題が解けること。	運動方程式を作ることができ、基礎問題が解けること。	運動方程式を作ることがでず、基礎問題が解けない。	Ａ・Ｂ・Ｃ
4	エネルギー保存の法則が理解でき、応用問題が解けること。	エネルギー保存の法則が理解でき、基礎問題が解けること。	エネルギー保存の法則が理解できず、基礎問題が解けない。	Ａ・Ｂ・Ｃ
5	熱、温度と仕事の関係が理解でき、応用問題が解けること。	熱、温度と仕事の関係が理解でき、基礎問題が解けること。	熱、温度と仕事の関係が理解できず、基礎問題が解けない。	Ａ・Ｂ・Ｃ

到達度評価

前・後期定期試験および前・後期中間試験結果を60%、課題演習点を30%、受講状況を10%として評価する。

履修上の注意

正当な理由の場合を除き、授業を無断欠席しないこと。また、課題は期限どおりに提出すること。

事前学習・自己学習・関連科目

授業初回時に配布するシラバスをノートに貼ること。「授業内容」に対応する教科書を読みテストに出る重要ポイントの項目をノートにまとめて問題を解くこと。本科目は、１年生での工学基礎研究を受けて、物理の基礎固めを行うものである。
基本的な物理をしっかり理解しておくことで、材料工学専門科目はもちろん将来的には必要になってくるであろう他分野の専門内容についても自己学習できるようになります。本科目を通してその素養を身に付けて欲しい。