平成29年度 シラバス
授業科目
OSとアーキテクチャー
担当教員
先山 卓朗
開講期
通年
科目番号
121531
対象学年・学科・コース
5年 電気情報工学科
(情報工学コース)
単位区分

学修単位
単位数
2単位
授業概要・授業方針
コンピュータ内部での動作を理解するために必要となる、コンピュータアーキテクチャやOSについて学ぶ。具体的には、CPU内部での計算・処理方法、コンピュータの構成、OSの主な役割、プロセス管理、メモリ管理、ファイル管理などについて学ぶ。
到達目標
  1. コンピュータの内部構成について理解すること。
  2. OSの主な役割について理解すること。
  3. プロセス管理について理解すること。
  4. メモリ管理について理解すること。
  5. ファイル管理やセキュリティについて理解すること。
教科書
オペレーティングシステム  大澤 範高 著 (コロナ社)
参考書
なし
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
前期
1 コンピュータの構成 1
2 CPUの構成 1
3 加算器の構成 1
4 命令セットの構成 1
5 OSとは 2
6 OSの役割・歴史 2
7 PCの起動処理 1,2
8 中間試験
9 プロセス管理 3
10 割り込み 3
11 スケジューリング1 3
12 スケジューリング2 3
13 同期・排他 3
14 デッドロック 3
15 プロセス間通信 3
16 期末試験
17 試験返却・復習 1,2,3
後期 自己点検
1 メモリ管理とメモリの種類
2 実メモリ管理1
3 実メモリ管理2 4
4 実メモリ管理3 4
5 仮想メモリ管理 4
6 アドレス変換 4
7 ページ置き換え 4
8 中間試験
9 デバイス管理 2
10 HDDの構造とアクセス方式 2
11 ファイル管理 5
12 分散処理と仮想化 5
13 ユーザインタフェース 2
14 保護とセキュリティ1 5
15 保護とセキュリティ2 5
16 期末試験
17 試験返却・復習 2,4,5
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 コンピュータの内部構成や動作について理解できる。 コンピュータの内部構成について理解できる。 コンピュータの内部構成について理解できない。 A・B・C
2 OSの主な役割や動作について理解できる。 OSの主な役割について理解できる。 OSの主な役割について理解できない。 A・B・C
3 プロセス管理について、各種スケジューリング手法を含めて理解できる。 プロセス管理について理解できる。 プロセス管理について理解できない。 A・B・C
4 メモリ管理について、実メモリと仮想メモリの管理の違いを含めて理解できる。 メモリ管理について理解できる。 メモリ管理について理解できない。 A・B・C
5 データ保護やセキュリティについて理解し、安全な状態を保つ方法を実践できる。 データ保護やセキュリティについて理解できる。 データ保護やセキュリティについて理解できない。 A・B・C
到達度評価
定期試験70%、課題提出10%、小テストやプレゼンテーション等20%として評価する。
この科目は学修単位科目であるので、(90時間−講義時間)以上の自学自習を必要とする。したがって、科目担当教員が課した課題のうち、{(90時間−講義時間)×3/4}時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。
履修上の注意
情報処理技術者試験関連科目
事前学習・自己学習・関連科目
コンピュータのハードウェア構成やソフトウェア制御に関する講義となるため、コンピュータに関する様々な知識が必要となります。また、5年情報工学実験のテーマにもかかわっています。
学修単位科目であるため、多くのレポート提出が要求されます。レポート内容は講義で説明した内容のまとめや実例検索・調査となるため、図書館やインターネットを利用して、着実に調べられるよう努力してください。
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)