授業科目 電気機器B |
担当教員 加藤 茂 |
開講期 通年
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科目番号 121523 |
対象学年・学科・コース 5年 電気情報工学科 (電気工学コース) |
単位区分 学修単位 |
単位数 2単位 |
授業概要・授業方針
電気主任技術者の資格取得のために必要な科目である。誘導機、同期機の回転機駆動および制御について、資格試験に対処できることを考慮しつつ授業を進める。
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到達目標
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授業要目 | 到達目標 との対応 |
自己点検 |
前期 |
1 | 誘導機の原理、三相固定子電流による回転磁界の発生 | 1,3 | |
2 | 内部鉄心の磁束分布とその変化 | 1 | |
3 | コイルを鎖交する磁束の導出 | 1 | |
4 | 巻線に発生する誘導起電力 | 1 | |
5 | 三相誘導電動機のすべり | 1,3 | |
6 | 三相誘導電動機の回路構成要素 | 1 | |
7 | 演習問題 | 1 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 三相誘導電動機の固定子側に換算した等価回路 | 2 | |
10 | 三相誘導電動機の等価回路を用いた電圧、電流の導出 | 2 | |
11 | 三相誘導電動機の電力の導出1 | 2 | |
12 | 三相誘導電動機の電力の導出2 | 2 | |
13 | 比例推移 | 1,3 | |
14 | 三相誘導電動機のトルク特性 | 1,3 | |
15 | 演習問題 | 1,2,3 | |
16 | 期末試験 | ||
17 | 試験返却と総まとめ | 1,2,3 |
後期 | 自己点検 |
1 | 三相同期機の構造と、電機子巻線を切る界磁束密度分布 | 1 | |
2 | 三相同期機の巻線辺を切る磁束と、電機子誘導起電力の導出 | 1 | |
3 | P極機の回転速度と起電力周波数の関係 | 1 | |
4 | 回転磁界の発生 | 1,3 | |
5 | 三相同期電動機の原理 | 1,3 | |
6 | 三相同期発電機の等価回路 | 2 | |
7 | 演習問題 | 1,2,3 | |
8 | 中間試験 | ||
9 | 三相同期発電機の計算問題1 | 2 | |
10 | 三相同期発電機の計算問題2 | 2 | |
11 | 三相同期発電機の電機子反作用 | 1 | |
12 | 三相同期発電機の電力の導出 | 2 | |
13 | 三相同期発電機の電力の計算 | 2 | |
14 | 三相同期発電機の短絡比 | 1 | |
15 | 演習問題 | 1,2,3 | |
16 | 期末試験 | ||
17 | 試験返却と総まとめ | 1,2,3 |
到達達成度の指標(ルーブリック) |
到達 目標 |
理想的なレベル(A)の目安 | 標準的なレベル(B)の目安 | 未到達なレベル(C)の目安 | 自己評価 |
1 | 電気機器に生じる現象について詳しく理解できている | 電気機器に生じる現象について大まかに理解できている | 電気機器に生じる現象について理解できていない | A・B・C |
2 | 等価回路を用いた電気機器の特性解析について詳しく理解できている | 等価回路を用いた電気機器の特性解析について大まかに理解できている | 等価回路を用いた電気機器の特性解析について理解できていない | A・B・C |
3 | 回転機の駆動・速度制御回路に関する基本的事項の複雑な問題を解くことができる | 回転機の駆動・速度制御回路に関する基本的事項が理解できている | 回転機の駆動・速度制御回路に関する基本的事項について理解できていない | A・B・C |
到達度評価
この科目は学修単位科目であるので、(90時間−講義時間)以上の自学自習を必要とする。 したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(90時間−講義時間)×3/4} 時間以上に相当する課題提出がないと単位を認めない。 定期試験を70%、課題提出や小テストなどの結果を30%として評価する。 |
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履修上の注意
誘導機、同期機の理解には電気以外の多様な工学的知識が必要とされる。 また、数学の基礎(三角関数、微分、積分、複素数、ベクトルなど)や物理の基礎(トルクやエネルギーなど)の事前理解が求められる。電気主任技術者関連科目である。 |
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事前学習・自己学習・関連科目
4年時の電気機器Aからつづく科目である。他、回路理論、電磁気の幅広い知識を必要とする。
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学習・教育目標
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