平成29年度 シラバス
授業科目
通信機器
担当教員
香川 福有
開講期
後期
科目番号
121517
対象学年・学科・コース
5年 電気情報工学科
単位区分

単位数
1単位
授業概要・授業方針
前期の「通信工学」に大いに関係しており、ここでは、通信技術に必要な通信機器について講義する。無線受信装置、レーダ装置、中継、測定機器等について講義し、通信機器の基本知識を講義する。
到達目標
  1. アナログ受信機の原理を理解できること。
  2. レーダ装置の構造、基本特性を理解できること。
  3. 中継方式を理解できること。
  4. デジタル放送技術を理解できること。
  5. 各種測定器の構造、基本特性及び基本的測定法を理解できること。
教科書
一陸技完全マスター・無線工学A 一ノ瀬優 著(財団法人電気通信振興会)
参考書
なし
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 信号対雑音比の測定 1
2 AM受信機(スーパヘテロダイン受信機) 1
3 FM受信機(構成) 1
4 レーダ(原理・構成・パルスレーダ) 2
5 レーダ(レーダ方程式と性能) 2
6 レーダ(ドップラレーダ・FM-CWレーダ) 2
7 衛星通信システム(衛星通信の概要・通信装置・干渉) 1,4
8 中間試験
9 中継方式(再生中継方式・種類) 3
10 中継方式(遠隔監視制御装置) 3
11 地上デジタル放送伝送方式(OFDMの原理) 4
12 地上デジタル放送の伝送信号 4
13 高周波測定用機器(標準信号発生器) 5
14 高周波測定用機器(周波数カウンタ・スペクトラムアナライザ) 5
15 高周波測定用機器(高周波電力計) 5
16 期末試験
17 試験返却、復習
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 アナログ通信における受信機の原理と雑音について理解している AM受信機の原理は理解しているが、FM受信機の原理は理解していない アナログ通信における受信機の原理が分からない A・B・C
2 レーダの各種方式と基本特性を理解している レーダにどのような方式があるかは理解しているが、基本特性は理解していない レーダにどのような方式があるかが分かっていない A・B・C
3 各種中継方式と遠隔監視制御に関して理解している 各種中継方式は理解しているが、制御に関しては分からない 中継方式にどのようなものがあるか分からない A・B・C
4 地上デジタル伝送方式とその信号形態を理解している 地上デジタル伝送方式は理解しているが、信号に関しては理解していない 地上デジタル伝送方式がどのようなものか分からない A・B・C
5 高周波測定機器にどのようなものがあるか分かり、その測定原理も理解している 高周波測定機器にどのようなものがあるかは理解しているが、その測定原理は分からない 高周波測定機器にどのようなものがあるか分からない A・B・C
到達度評価
定期試験を70%、小テストあるいは提出物を30%で評価する。
履修上の注意
授業中、先生からの一方通行ではなく、なぜそうなるのか等の物理現象を考える癖を付け、必要ならば質問をし、自分に取り込んだ形で講義を聴くように意識的に努力すること。本科目は、電気主任技術者、第一級陸上特殊無線技士関連科目である。
事前学習・自己学習・関連科目
事前学習:通信工学を復習しておくこと。
関連科目:電子回路、電波工学、通信工学、電波法規
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)