平成29年度 シラバス
授業科目
コンピュータネットワーク
担当教員
内藤 出
開講期
前期
科目番号
121515
対象学年・学科・コース
5年 電気情報工学科
単位区分
同時開講
単位数
1単位
授業概要・授業方針
 今や、インターネットに代表される、コンピュータを相互に接続したネットワーク(コンピュータネットワーク)は、我々の生活を支える社会基盤となっている。この科目では、コンピュータネットワークの基礎となる技術の概要を講義する。
 授業は、教科書の該当箇所のポイントを板書し、概要とその仕組みを解説する。また、可能な範囲で、参考書等を用いて最新の動向を紹介する。必要に応じて、レポート課題や小テストを課し、理解を確認する。
到達目標
  1. 通信プロトコルの概念を理解する。
  2. インターネットのプロトコル体系とその概要を理解する。
  3. ローカルエリアネットワーク(LAN)の仕組みを理解する。
  4. 情報通信システムのセキュリティ技術を理解する。
教科書
情報通信概論 諏訪 敬祐、渥美 幸雄、山田 豊通 共著(丸善株式会社)
参考書
マスタリングTCP/IP 入門編(第5版) 竹下 隆史、村山 公保、新井 透、苅田 幸雄 共著(オーム社)
授業要目 到達目標
との対応
自己点検
1 コンピュータネットワーク 1
2 プロトコルと階層モデル 1
3 インターネットのプロトコル体系 2
4 IP 2
5 TCPとUDP 2
6 次世代IP 2
7 インターネットアプリケーション 2
8 中間試験
9 LANの構成 3
10 LANのアクセス制御方式 3
11 無線LANの概要 3
12 無線LANの規格 3
13 情報通信システムのセキュリティ 4
14 暗号技術と認証技術 4
15 ウイルスとファイアウオール 4
16 期末試験
17 試験返却、復習
到達達成度の指標(ルーブリック)
到達
目標
理想的なレベル(A)の目安 標準的なレベル(B)の目安 未到達なレベル(C)の目安 自己評価
1 通信プロトコルとは何かを理解し、具体例を示して説明できる。 通信プロトコルとは何かを理解している。 通信プロトコルとは何かを理解していない。 A・B・C
2 インターネット・プロトコルの階層構造と、各階層の主要プロトコルを理解し、具体例を示して説明できる。 インターネット・プロトコルの階層構造と、各階層の主要プロトコルを理解している。 インターネット・プロトコルの階層構造と、各階層の主要プロトコルを理解していない。 A・B・C
3 LANの構成、プロトコル、アクセス制御方式を理解し、具体例を示して説明できる。 LANの構成、プロトコル、アクセス制御方式を理解している。 LANの構成、プロトコル、アクセス制御方式を理解していない。 A・B・C
4 情報通信システムのセキュリティの重要性と、セキュリティを確保する技術の仕組みを理解し、具体例を示して説明できる。 情報通信システムのセキュリティの重要性と、セキュリティを確保する技術の仕組みを理解している。 情報通信システムのセキュリティの重要性と、セキュリティを確保する技術の仕組みを理解していない。 A・B・C
到達度評価
 定期試験 80%、小テスト等 20%で評価する。
履修上の注意
 授業中、教員からの一方通行ではなく、「なぜそうなるのか」等を考え、必要ならば質問をし 、授業時間の中でその仕組みと動作の概要を理解できるように意識的に努力すること。
事前学習・自己学習・関連科目
【事前学習】「ディジタル回路」で学ぶ基礎知識が必要である。
【関連科目】「コンピュータハードウェア」、「通信ネットワーク」
学習・教育目標
(生産工学・機械工学コース)
(生産工学・環境材料工学コース)
(生物応用化学)
(電子工学)